新築時のカンザイシロアリ対策 - 長寿命・200年住宅 - 専門家プロファイル

鈴木 克彦
株式会社マクス 代表取締役
建築家

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閲覧数順 2016年12月08日更新

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新築時のカンザイシロアリ対策

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住宅に関する最新情報 ホウ酸シロアリ消毒

元来、私が住む静岡では、ほぼ「ヤマトシロアリ」というシロアリしか居ませんでした。

しかし、流通事情の変化 (に加え気候の変化も?) により、西日本が勢力の、より大型で食害の被害が深刻な「イエシロアリ」の被害報告が、静岡でもしばしば聞かれるようになってきました。

近年さらに、「アメリカカンザイシロアリ」(写真)という、かつては日本に居なかった白蟻の危険性が注目され始めました。

カンザイシロアリとは、漢字で乾材白蟻、つまり、「シロアリは湿った木材しか食べない」という常識が通じない、乾いた木材もバリバリ食べる、大型のシロアリです。

困った事に、彼らはヤマトシロアリやイエシロアリと違い、土の中に巣を作り、巣からせっせと蟻道を作ってやってくるのではなく、小屋裏などに飛来して、木材の中に巣を作ってしまいます。

そうなると、非常に駆除が困難です。
家ごとビニールでラッピングし、家全体を燻蒸処理するという荒技で処理される事もあるそうですが、近所からクレームは来るだろうし、そもそもそんな殺虫剤漬けの家には、その後数年は住めないでしょう。

誤解がないように書きますが、カンザイシロアリの食害は、マスコミや白蟻駆除会社が不安を煽っている面があるように思います。
未だその被害は在来種のシロアリに比べるとごく僅かです。

ただ、ブラックバスやブルーギル、蛍や野草など、気が付くと外来種が爆発的に増えていた、と言う例は、枚挙にいとまがありません。
昨今の外国産木材や家具の輸入事情を踏まえると、用心に超した事はないと思うわけです。

ちなみに、カンザイシロアリの本場のアメリカやオーストラリアでは、高い安全性から、ホウ酸処理への切り替えがかなり進んでおります。
シロアリが活発なハワイ州では、ホウ酸処理木材のシェアは90%以上で、構造材が丸ごと処理されています。

そんな事が出来るのも、ホウ酸の防蟻剤の安全性が高いからなのは言うまでもありません。

新築時に一度施工すれば、有効成分のホウ酸塩は、分解されずにその場に半永久的に残りますので、5年毎の再消毒も必要なく、今回ご紹介したアメリカカンザイシロアリや、ヒラタキクイムシ(ラワン虫)等の食害虫から、家を守る事が出来ます。

新築においては、カンザイシロアリの食害まで補償する損害保険は日本にはありませんが、新築時の一度の施工で、築後10年間、1,000万円の白蟻被害補償(ヤマトシロアリとイエシロアリのみ)が付くホウ酸防蟻材が、『エコボロンPRO』という商品です。

   施工:株式会社マクス   代表取締役 鈴木克彦ブログ:【頑張れ四代目日記】

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