昨月は親子間・親族間売買の相談件数が20件を超えてしまいました。
そのうち7~8割は債務絡みのものでしたが、震災後、ようやく相続対策や
単に売却中の実家を購入したいなど、震災前に手掛けていた
通常の案件のご相談も入ってくるようになりました。
今月も同じペースでご相談を受けておりますので、
梅雨に負けないように頑張っていこうと思います。
さて、昨月ご相談いただいた親子間・親族間売買の事例で、
息子さんがどうしても住民票を移せない関係でセカンドハウス
ローンしか取り扱えない事例がございました。
ご勤務先や年収、借入履歴など問題はなかったので、
私も審査は通るかなと思っていたのですが、
東京、名古屋、大阪の各エリアから各々離れていた不動産で
あったため、金融機関の管理が大変なこともあって、
最終的には、せめて借入者(債務者)が転勤が少ない
職場であったら管理もしやすいので・・・・・ということで
最終的には融資審査が否決となりました。
つまり、不動産は遠い、更に借入者(債務者)も転々とする、
貸したお金が滞ったらどうやって返済してもらうか悩む
ということだったと思います。
私もその旨を借入者に申し上げるしかないので素直に報告し、
今は別の方策を立て新たに融資に臨む予定です。
セカンドハウス・ローンの場合は、金融機関の目から見ると
借入者(債務者)の管理という視点も入ってきますので、
より注意と戦略が必要と言えそうです。
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