日経記事;部材海外調達増 25%(社長100人アンケート)に関する考察 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

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日経記事;部材海外調達増 25%(社長100人アンケート)に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

5月29日付の日経新聞に、『部材「海外調達増」25%(社長100人アンケート)』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。


『日本経済新聞社が28日まとめた「社長100人アンケート」で東日本大震災によるサプライチェーン(供給網)寸断への対応を聞いたところ、4分の1の経営者が「製品・部材の調達先を海外で増やす」と回答した。

震災後、国内で集中生産していた高シェア製品や部材の生産を海外へ分散させる動きが表面化している。震災を機に部品調達先も海外に求める流れが鮮明になってきた。

足元の施設・設備の稼働状況が、震災前と比べ「大幅に落ち込んでいる」「やや落ち込んでいる」はあわせて46・7%。落ち込みの理由(2つまで回答)については、「供給先企業の被災による需要減」「取引先企業の被災などによる調達難」がいずれも44・4%で、供給網寸断の影響の大きさを改めて示した。
「自社施設・設備の被災」も34・9%と3分の1以上に上った。

サプライチェーン寸断への対応策(2つまで回答)では「同一製品・部材の調達先企業を海外で増やす」が25・2%と最も多かった。

「調達先地域を国内で分散させる」(20・7%)や「調達先企業を国内で増やす」(17・8%)など国内の対応を上回った。国内に依存したリスク管理体制の見直しに取り組み始めている。

政府の電力使用制限など、今夏に予想される電力不足への対応を企業は迫られている。

どんな省電力対策を計画しているか聞いたところ(3つまで回答)、最も多かったのが「自家発電設備の導入」で31・9%。「輪番休業の設定」(17・8%)や「生産能力の西日本へのシフト」(9・6%)なども含め、電力消費の多い工場を中心に、あの手この手で夏の電力不足を乗り切ろうとしている姿勢がうかがえる。

オフィスでの働き方を見直す動きも多い。
「夏季休暇の長期化」(14・8%)や、「サマータイム」(9・6%)の導入で、冷房などの使用が増える夏の電力ピークから就業時間をずらそうと工夫している。』


上記アンケート結果は、企業トップが合理的に考えていることが反映されています。

企業にとって顧客からの要望に応えられないほど切ないことは無く、長期間続くと顧客からの注文が途絶える可能性があります。

顧客側の視点で見ますと、その顧客の先にはさらにお客が待っていて、注文に応じられないと競合他社からの購入に変えられてしまうリスクがあります。

そのような状況は予想されましたので、大震災後、各関連メーカーは被害にあった企業の早期復旧に力を合わせて協力しました。

新聞報道によると、東北・関東地区のサプライチェーンは今年の秋までにはほぼ復旧する見込みとのことです。

殆ど壊滅的な打撃を受けましたので、半年くらいでのサプライチェーンを復活は相当に早い速度で行われていることになります。

しかしながら、25%の経営者は調達リスク分散の観点から、海外調達を増やそうとしています。

今後、同じものを作り続けていると、注文が減少する可能性があります。
国内の電機・電子、機械部品の性能やコスト競争力は高く、世界の頂点に立つものは多いですが、海外企業は日本の地域的リスクを認識しました。地震や津波です。

従いまして、顧客は必然的に2社~3社購買を行う企業が増えて、同等な部品を複数先から調達する体制を作ります。

国内企業は上記事態を予測し、新規事業を立ち上げる必要があります。
新規事業の種は国内に数多く存在します。

その一つが省電力です。
日本全体で早期に省電力化を考え、実行していく必要があります。

国内だけをとっても、大きなニーズと市場が存在します。
多くの関連企業は既にこの方向に舵を切っていますので、今後激しい競争を通じて多くの技術革新が起こり、新部品や新製品が市場に出てくると予想します。

国内で使われるこのような技術・部品・製品は、海外市場での需要も高いので大きな事業に成長する可能性が高いと見ています。

現在の事業の柱である、自動車、電気・電子部品;製品に加えて、発電、蓄電池、上記省電力などの新規事業分野を柱に育てあげることが国内問題の解決と、新規成長エンジンを立ち上げることになります。

大きな市場ニーズをもとに、激しい競争から生まれる技術革新に期待します。
国内企業は必ず達成すると確認しています。

今までそうやって日本は勝ち残って来ました。
これからも日本のお家芸の一つである、改善・改良を武器に世界をリードしていく気構えと早期な行動が重要です。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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