これから取り入れたい冷暖房 - コラム - 専門家プロファイル

高安 重一
有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
東京都
建築家

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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これから取り入れたい冷暖房

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クライアントと「光冷暖」という不思議な冷暖房システムの見学に行ってきた。

最近の新築の住宅ではベタ基礎に蓄熱をして、

家中を暖めるという方法を採っていたけど、
それに代わる新しい冷暖方式になる可能性を感じた。

ベタ基礎への蓄熱は、どの住宅にもある基礎を蓄熱体として利用するという、
今まで未利用だったものの利用方法としてはなかなか良い考えだと思っていた。
さらに深夜電力を利用して、ヒートポンプで温水を作り基礎を暖めることで、
電気代を大幅に下げることができたのもお勧めの理由。
これは自分で言うのもなんだけど本当に快適な暖房で、
月の電気代が4500円程度だから本気で羨ましい。
ただし、暖房は良いけど、冷房は基礎を冷やすと結露するのを解消できないので、
冷房はエアコンに頼ることになってしまうのが、残る課題。

今回の「光冷暖」は基本は室内に冷温水を流せるラジエーターを設置して、
輻射熱で室内を快適にするもの。
このラジエーターは結露水も排水できるシステムで昔からあったけど、
高額なシステムで普及はしにくい状況ではあった。

今回の目玉は室内の仕上げをセラミック塗装やクロス、
そしてセラミック入りの漆喰・珪藻土塗りの仕上げをするということ。
そしてラジエーターにもセラミック塗装を施すと言うこと。
これによってセラミック同士が共鳴(って呼んでましたので、そのまま)することで、

熱が室内でどんどん反射して、ラジエーターから離れた場所でも温度が一定になっているという代物。

ラジエータの設置台数が今までの1/3〜1/5以下で済んでいるのが凄い。
わかりやすく言えば、家に一台のラジエーターがあれば

2階建てでもどの部屋でも同じ温度になっているのである。

遠赤外線を考え方や、低温でも効果的な岩盤浴も同じことらしいが、
セラミックが共鳴するということが、今まであまり身近ではなく理解できていないので、
不思議な気分ではある。

最近の仕事では音環境を整えるのに、吸音や反射という今までの考え方ではなく、
細かな拡散を起こすことで快適にするという考え方を取り入れたのだけれど、
何となくそれに近いような理解をすればいいのかなと思っている。

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