日経記事;処理速度10倍 省エネ次世代メモリー実用化に関する考察 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

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日経記事;処理速度10倍 省エネ次世代メモリー実用化に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

5月17日付の日経新聞に、『処理速度10倍 テレビ一層省エネパナソニック、次世代メモリー実用化 12年から量産』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。


『パナソニックは処理速度が速く消費電力が小さい次世代半導体メモリーを、2012年に世界で初めて実用化する。
小容量の製品をCPU(中央演算処理装置)と組み合わせたマイコンにして薄型テレビやブルーレイ録画再生機といったAV(音響・映像)製品や、医療機器などに搭載する。
家電や情報端末などの小型化や省エネ化につながり、消費者の使い勝手が向上しそうだ。

量産するのは抵抗変化式メモリー(ReRAM)と呼ばれる、電源を切ってもデータが消えない半導体メモリーの一種。
現在、携帯情報端末などで主力のフラッシュメモリーに比べ、処理速度や省エネ性で10倍ほど上回る。テレビなどの待機電力を従来の3分の1以下に抑えられるという。

記憶容量が2メガビットの小規模製品を11年末にサンプル出荷し、12年から量産に入る考えだ。同社の栃波工場(富山県栃波市)で量産する。

パナソニックはまずテレビやブルーレイなどに組み込むマイコンに、一時的なデータ保存用として採用を目指す。』


現在の国内状況では、高性能且つ省エネが国内製造業共通の達成すべき課題です。
両方同時に成立しないと製造業者は勝ち残れません。

2月10日付の日経新聞に、「エルピーダメモリ省エネ性能に優れた新型DRAMを開発した。2013年~14年をメドにスマートフォン(高機能携帯電話)などに搭載する計画で、機器の小型化や電池の長寿命化が期待できる。」との記事が掲載されました。

また、TDKは消費電力を大幅に削減できる次世代の半導体の試作に成功し、まずパソコンなどに使うハードディスク駆動装置(HDD)での実用化を目指す、とありました。

今回のパナソニックの次世代メモリーは、処理速度が速く消費電力が小さい次世代半導体メモリー開発とのことであり、家電や情報端末の性能向上と省エネに大きな貢献が期待できます。

このような高性能且つ省エネの両機能を同時に達成する部品を開発・供給できるのが国内製造業の強みの一つです。

電力供給量が制限される中で、国内の製造業事業を維持・拡大していくためには、高性能と省エネの両方を同時に達成する技術・部品・商品の開発が必要不可欠です。

国内製造業は、以前のオイルショック後にエネルギー使用効率を大幅に向上させた実績を持っています。

パナソニック、エルピーダ、TDKなどの新規技術・部品開発、商品化の動きは、国内製造業の優秀な潜在力を見せてくれています。

省エネは、限られた天然資源の有効活用および温暖化対策などの観点から世界的な課題になっています。
同時に、激しい企業間競争に打ち勝つには高性能化も同時に進める必要があります。

必要は、発明の母といわれます。
省エネと高性能の両輪を必要としています。

国内製造業では、東芝なども同様にメモリー開発に力を注いでいます。

これらの企業の切磋琢磨により、国内製造業が世界をリードし席巻することを期待します。
韓国・台湾・中国メーカーとの厳しい競争を勝ち抜いて世界市場で勝ち残ることが重要です。

中小企業も、高性能且つ省エネを同時に達成する部品・商品の開発、供給が必要であり、創意工夫で達成していかないと市場で勝ち残れません。
両方を同時達成し、ニッチ市場で独占的地位を確立する事業のやり方が求められます。

難局をバネにより強く、事業展開する国内製造業に期待します。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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