- 原 聡彦
- 合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
- 大阪府
- 経営コンサルタント
対象:医療経営
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 柴崎 角人
- (行政書士)
病院に限った話ではありませんが、通常、事業体を存続・発展させていくためには三つの重要な課題があります。
本日は病院の存続と発展をさせていくための三つの重要な課題についてお伝えします。
1.優れた経営戦略
「うちの病院はこの方向に持っていく」「こういう患者を診ていく」といった経営戦略の分野です。この方向付けは非常に重要なテーマであり明らかにトップマネジメントの仕事です。
2.好ましい組織風土
いくらトップマネジメントでリハビリに力を入れようという方向性が定まっても「そんなのは無理です。」とか「今の仕事で一杯一杯ですのでできません」など後ろ向きな組織風土ではいくら優れた経営戦略を打ち立てても決して成就いたしません。好ましい組織風土をいかに作るか、意欲的なチャレンジ精神溢れる組織風土をどのようにして作るかというのがポイントとなる。
3.適切な経営管理
「とにかく頑張りましょう」というスローガンだけでは成果を出せません。例えば「健診事業を伸ばしていこう」という意欲は十分あるのですが、「とにかく一生懸命やりましょう」といったスローガンだけが先行して具体的施策まで落とし込まれず結果的に実現できないというケースはよくあることです。適切な経営管理は経営戦略実現に欠かせません。
上記の三つの重要な課題を解決していくシステムが戦略的中期経営計画になります。
次回は戦略的中期経営計画の考え方についてお伝えします。
最後までお読み頂きありがとうございました。感謝!
このコラムに類似したコラム
『介護経営白書2011年度版(日本医療企画)』9月9日発売予定 福岡 浩 - 経営コンサルタント(2011/09/08 16:23)
生産性向上を阻害する要因を取り除くポイント 原 聡彦 - 経営コンサルタント(2011/05/20 20:48)
スタッフの業務水準を向上させる教育方法 原 聡彦 - 経営コンサルタント(2011/05/02 17:49)
病院マネジメントpart2~医局会議で取り扱うべきテーマ~ 原 聡彦 - 経営コンサルタント(2011/04/18 00:10)
現場の情報をタイムリーに入手するための6つのポイント 原 聡彦 - 経営コンサルタント(2011/04/17 12:09)