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丹多 弘一
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山本 雅暁
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閲覧数順 2016年12月04日更新

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日経記事;車の燃費,測定法に世界標準日米欧など合意に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

5月14日付の日経新聞に、『車の燃費、測定法に世界標準 日米欧など合意 13年にも国連採用』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『日本、米国、欧州連合(EU)、中国、インド、韓国の6カ国・地域は乗用車の燃料消費の測定基準統一で合意した。国連はこの統一基準を2013年にも世界標準に採用する方針だ。

ハイブリッド車の普及などで世界の自動車メーカーは燃費向上を競い合っている。測定基準の世界標準が登場することで、競争は一段と激化しそうだ。

基準を統一する対象はガソリン車とディーゼル車、ハイブリッド車の3種類。

現在、6カ国・地域の燃費の測定基準はまちまち。日本や米国などでは一定の燃料当たりの走行距離を図るのに対し、欧州では100キロメートルの走行に要する燃料を算出する。

測定の際の加速や減速の方法、一時停止の時間などの走行パターンも異なる。このため、同一の乗用車であっても国・地域によって異なる結果が出ている。

6カ国・地域はまず11年中に自国・地域内の標準的な走行パターンのデータを集め、これを持ち寄って平均化する。
この平均走行パターンに基づき測定基準を統一する。

燃費を大きく左右するエアコンやライトをつけた状態で測定するかは今後の協議で詰める。
日本は現在エアコンを切った状態で測定しており、議論の結果によっては測定上の数値が今より悪化する可能性もある。

自動車の安全・環境基準を決める国連の専門組織「自動車基準調和世界フォーラム」は13年中に国際協定を改正し、6カ国・地域が統一した測定基準を世界標準に採用する。
6カ国・地域以外もこの世界標準に測定基準を合せることになる。

乗用車の燃費基準を巡って日本は従来、他の基準に比べ相対的に良く表示されがちな「10・15モード」を採用してきたが、今年4月からはより厳しい「JC08モード」での表示が義務付けられた。

今後、国際基準が決まれば、再度表示基準が変わることになる。
ただ、「各地域で測定する手間や費用が省け、ビジネスにはプラス」(ホンダ)との声が多い。

競争は激化する見通し。例えば、日本では昨年秋に終了した「エコカー補助金」で輸入車への恩恵は少なかった。
対象車種になるには日本基準の燃費値を取得する必要があったため。当初は米国メーカーで補助対象は1台もなく、米政府などが改善を要求した。

統一基準の導入はこうした非関税障壁の撤廃にもつながる。

二輪車や大型トラックの燃費測定基準は既に国連のフォーラムの下で統一されている。』


車の燃費、測定法が世界標準化されることを大いに歓迎します。
むしろ遅きに過ぎたと感じます。

乗用車は、電気電子製品やIT関連製品などと同様に、世界市場で売られている商品です。
今後、乗用車を購入するときに燃費は重要な判断材料の一つになります。

燃費の測定基準が世界的に統一されますと、共通のもの指して測れますので、顧客にとっては大きな安心感が生まれます。
また、各国政府が約束する二酸化炭素削減の目標値設定にも、共通した根拠の一つになります。

燃費の測定基準というプラットフォームが共通化されますので、各自動車メーカーは顧客により簡単に競合他社商品と比較されてしまいますので、一般的には競争が激しくなります。

しかし、共通プラットフォーム上での競争は、技術革新を生みさらに高燃費・高性能の技術・乗用車が出て来る大きな原動力になります。

国内乗用車メーカーにとっては大きなチャンスです。
ハイブリッド車や電気自動車の高度技術を持っており、高燃費をうたい文句に世界市場でさらなる拡販が可能です。
共通基準で測定した燃費は、世界中で使用できますので、一回測定すれば良く測定コストを大幅に下げることが出来ます。

多分Webサイト上で各メーカーの乗用車の燃費比較がされ、一目瞭然で燃費の差が判る状況になります。
フェアな競争と顧客満足度向上を同時に達成できます。

今後、乗用車の安全基準についても世界共通標準を作るべきと考えます。
現状では、国・地域ごとに安全基準が異なっており、フェアな競争の妨げになっています。

安全基準が共通化されますと、それを達成するために材料・部品・技術の革新が生まれ、新規需要が見込まれます。同時に顧客により安全な乗用車の提供が可能になります。

世界市場で売られる商品の測定基準や安全基準は、可能な限り世界標準規格化して、共通プラットフォーム上で競争し開発されたものにする必要があります。

政府はより積極的に主要国・地域に働きかけて、測定基準や安全規格の共通化を図り、国内企業が世界市場で活躍できる環境を拡大する必要がありますし、そうすることを期待します。

意図的な輸入規制や非関税障壁を減らせます。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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