マンション各社が夏場の節電を検討 - マンション売買 - 専門家プロファイル

宮下 弘章
リスト株式会社 
神奈川県
不動産コンサルタント
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マンション各社が夏場の節電を検討

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大京をはじめとするマンションデベロッパー各社が、
夏場の電力消費量を抑えるために、オフィスやモデルルームの
節電対策を具体的に検討しはじめました。

マンションの販売で使われるモデルルームは、
一般的にはプレハブ造のものになります。
実は、夏場のプレハブは、木造やコンクリート造に比べ
かなり温度が上昇してしまします。

そこで、マンションデベ各社は、プレハブでの営業を見送り、
賃貸オフィスビル等のフロア内にモデルルームを造る、いわゆる
ビルイン型のモデルルーム営業に切り替える検討をし始めています。

こうすれば、通常のオフィスと同程度の空調調整の範囲で、ある程度の
快適さを保つことができるからです。

一方、デベの中には、夏場のモデルルーム営業自体を
見送る検討に入っている会社もあります。
これは、会社の業績を揺るがすことにもなりかねないので、
もちろん、慎重に検討を重ねて結論を出すのでしょうね。

当社においても、既に空調温度の調節や、照明の間引き等の対応を
行なっておりますが、今後は更に看板照明の点灯時間を制限したり等
いろいろな節電対策を検討していく必要があると考えております。

ところで、この夏にかけての市場動向についてですが、
現状、なかなか見えてこないというのが正直なところでしょう。

震災の影響により、建築資材の調達が難しくなってしまいましたが、
幸いにも当社においては、何とか期日どおりに間に合う見込みがたち、
まだ確定的ではありませんが、建築中のマンション等の引渡しの遅れは
避けられそうな目処がついてきています。

また、横浜を中心とする神奈川県内の住宅需要は途切れを見せず、
GW中の動向を見ても、物件を探している方は例年以上に多いと感じます。

やはり、長引く低金利と、住宅ローン減税の恩恵を狙って
この時期を購入の好機と見ている方が多いということなのでしょう。


しかし一方で、供給が追いついてこない可能性があります。
特に、一戸建て分譲を手がける建売り業者さんは、各社とも土地の
仕入れをかなり控えている状況があるからです。

建築工程や資材価格の調整に見通しが立たないと、なかなか新規に
物件を開発することは難しいのです。


夏場の節電等は必ず必要になってきますが、
節電による住宅市場への影響は少なからず出てきます。

皆さん、これからの季節、モデルルームがとても暑くなるかもしれませんが、
ご来場の際は、節電へのご協力ということでご理解いただければ幸いです


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