家具を長く使用していると、材料の反りや痩せ、または本体の扉や引出しの開け閉めによる振動で、取手が緩んだり、扉や引出しが開きにくくなるという不具合が生じてくることがあります。取手の緩みはネジが緩んでいるので締めます。扉は、まず足下にフェルトや段ボール等を噛ませ水平をとり、扉と本体との隙間を調整します。また、引出しは桟に蝋を塗りこみ、滑りをよくします。このように小さな変化を見逃さず、手をかけてやる事は大きな不具合になってしまう事をさけ、本格的な修理や調整が必要になってしまう事は無いと思います。小さな不具合を無くしていく事が、長持ちさせる為には不可欠ですので、たまにはみてあげると良いかと思います。
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このコラムの執筆専門家
- 渡邊 謙一郎
- (インテリアデザイナー)
- 株式会社スタンダードトレード 代表取締役 社長
結果として長く残るような家具をつくっていきたい
目黒区五本木にオリジナルの定番商品を販売するショップ、横浜には自社工場を構え、個人住宅用の特注家具を中心に、質のいい材料を選び、長く使えるようなシンプルで雰囲気のある家具を手がけています。また、店舗、事務所、住宅のリフォームも対応可能です。