- 宮田 幸治
- 株式会社宮田IFA事務所 代表取締役
- 埼玉県
- 経営コンサルタント
対象:財務・資金調達
投資信託に関してずっと思っていることがある。
投資信託には、あなた、自分以外に購入した他の投資家の売買の影響を受けてしまう場合がある。株式投資そのものとは違って、投資信託という金融商品はより多くの市場参加者が存在する。多くの市場参加者がいる以上、当然、多くの方の要望を組み入れなければならない。というよりは必然的に組み入れられてしまう。
いくら自分自身が長期投資を望んでいても、他の方が投資信託の値段が上がったり下がったりするたびに解約を繰り返していては、その投資信託の担当者(ファンドマネージャーと呼びます)は解約に備えて現金を用意しておく必要が発生する。
そのような状況下では、その投資信託が長期の運用を目指していても、ファンドマネージャーは意に反した運用をしなければならなくなる時がある。それが市場に売り圧力をかけ、株価が下がり、投資信託の運用結果も悪くなり、それでまた解約が増えるという悪循環が起こることがあるのだ。結果、長期の運用はできなくなることがあるのだ。
このようなことも理解をしたうえで投資信託の購入を検討したほうが良いのである。
何度も申上げるが投資信託を否定するものではない。
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