失った歯をそのままにしておくと・・・ - 差し歯・入れ歯 - 専門家プロファイル

福島 一隆
銀座トリニティデンタルクリニック 理事長
東京都
歯科医師

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対象:一般歯科・歯の治療

赤岩 経大
(歯科医師)
赤岩 経大
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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失った歯をそのままにしておくと・・・

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歯を失ったままにしておくリスク

歯を失ってそのままにしておくと、両隣の歯がそれぞれ歯のない方向へ傾き、噛み合わせの反
対の歯が出てきてしまいます。
長期的に放置すると隣の歯、さらにその隣と次々と歯を失ってしまう方も珍しくありません。
歯を失うという事はその部分の歯が単になくなるという事ではなく、残っている歯やあごの動きから顔の表情まで変えてしまう、重大な問題です。

 

抜けた歯の対合歯が伸びて出てくる

失った歯の対合歯(噛み合わせの反対側の歯)は、噛み合う歯がないので、徐々に伸びてしまいます。

 

抜けた歯の両隣の歯が動いて傾き、噛み合わせが悪くなる

両隣の歯が、歯がない方向に徐々に傾いてきます。長期間放置しているとさらに隣、さらにその隣といった具合に歯列全体に狂いが生じてきます。

歯を失うという事はその部分の歯が単になくなるという事ではなく、残っている歯や顎の動きから顔貌まで、あらゆる場所に影響を与える重大な問題です。

また、失った本数が多い場合にはうまく噛めないので、もう片方の歯でばかり噛み(偏側咀嚼・片噛み)、噛み合わせのバランスが崩れていきます。

 

歯茎の位置が下がり、見た目にも影響をきたします

 

歯を失って、長期間放置すると、抜いた歯の周りの骨がやせ、歯肉が小さくなります。
右上部の写真は実際に歯茎が退縮したために、歯根が露出し、歯と歯の間の隙間が大きくなってしまった症例です。

 

腰痛・肩こりは歯が原因の事も!

 

噛み合わせのずれは、顎関節症の原因となります。
あごが痛む、口が大きく開けられない、あごを動かすと異音がするといった代表的な症状の他に、頭痛、首や肩・背中の痛み、腰痛、肩こりなど全身の様々な部位に症状が現れることもあります。

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