googleインスタントを検証・調査してみた

環の小坂です。

先月から始まったgoogleインスタントについて調べてみました。

【googleインスタントとは？】

googleで検索を行うと、検索窓に検索フレーズを入力している間であっても、
検索フレーズを予測し（薄く検索ボックス内に表示され）、
その結果（自然検索及びリスティング広告）を表示するというもの。
確定する前に一瞬背景が白くなりますが、下に検索結果が見えているため、
検索フレーズを最後まで入れなくても検索できるというものです。

予測されるフレーズは
「入力した文字で始まる人気の高い検索内容が検索結果として自動的に表示されます」
ということです。

【googleインスタントによるユーザのメリットは？】

・ユーザにとってのメリット

google的には「検索スピードがあがる」ということでしょう。

「このようにリアルタイムで検索結果が表示されることで、
ユーザーは検索結果をすばやく絞り込み、
必要とする情報を正確に見つけることができます。」
とgoogleのサイトには記載されています。

・広告主にとってのメリット

また、googleのサイトには
「このため、Google の検索サービスと広告を積極的に利用するユーザーが
さらに増えると考えられます。」
と記載されています。

つまり、googleのユーザ増加につながり、広告効果もあがるということで、
広告主にとってもメリットがあるということです。

【対応ブラウザ】

下記はあくまで私の検証結果です。

・internet explorer6は動作しません。
・googlechromeは動作します。
・firefox4では動作します。
・safariでは動作しません。（ipadで試したので、ipadだけかも）

ＩＥ８は試していませんが、新しいブラウザでは対応しているようです。

また、googleのツールバーで検索しているときには影響はありません。

【アドワーズ広告への影響】

・インプレッション

　アドワーズ広告の管理画面で出てくるインプレッションはどうなるのか？
　また、品質スコアはインプレッションに対するクリック率が大きな影響を与えますから、
　そこはどうなるのか？
　気になりますよね。

　そこについて、googleのページには下記のように記載があります。

「
　1.ユーザーが Google で検索クエリの入力を開始して、
　ページ上の任意の場所（検索結果、広告、スペルの訂正、関連する検索）をクリックしたとき。
　2.ユーザーが [検索] ボタンをクリックするか、Enter キーを押すか、
　予測キーワードの 1 つを選択したとき。
　3.ユーザーが入力を止めて、結果が 3 秒以上表示されたとき。
」

1番目は自動的に出た内容の何かをクリックした際に、
その予測が有効であったと判断されるということでしょうか。
2番目は今までの検索と同様です。
3番目はユーザがその結果を確認しているということで、
有効であったと判断しているということでしょうか。

・広告効果への影響

googleサイトには下記のような記載もあります。
「通常どおりに広告の掲載結果を監視することをおすすめします。
　Google インスタント検索により広告の全体的な表示回数は変化する可能性がありますが、
　ユーザーが探している情報がより正確に表示されるようになることで、
　広告のクリックの質が向上し、全体としてキャンペーンの掲載結果が高くなることが見込まれます。」

ですので、しばらくはどのような変化があるのか注力する必要があります。

・引用したgoogleのページは下記
http://adwords.google.com/support/aw/bin/answer.py?hl=ja&answer=187309