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うつ病をブッとばせ!セルフ&ラインで育む会社の心の健康(4)

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  1. 心と体・医療健康
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(続き)・・そういった心の健康問題を未然に防ぐ方法としては、いったいどのようなものがあるのでしょうか。それには大きく分けて、社員一人ひとりが各自行なう個人的な取り組みと、企業が組織として行なう集団的な取り組みとがあります。

前者を「セルフケア」といい、それぞれの社員個人が心の健康に関して理解し、それを障害する要素であるストレスを予防、軽減するための様々な行動をとります。また食生活などの体調管理もセルフケアに含まれます。

 

一方、集団的な取り組みの代表として「ラインケア」があります。ラインとは業務上の指揮命令系統を指しますが、社員と日々の業務を通して接している上司や管理職は、職場内のストレス要因を把握し改善すべき立場にあります。

この上司や管理職、あるいは役員クラスが、職場環境の改善や社員個人への相談対応などを行なう取り組みがラインケアです。例えば業務量の軽減や職務分担の変更、メンバーのモチベーション向上のための取り組みなどが含まれます。

 

まずセルフケアについて考えてみましょう。ストレスをうまく制御するには、ストレスの兆候を早いうちに把握することが先ずは大切です。

強いストレスが続いた際に、本人が一番早く自覚しやすいのは多くの場合、精神面の症状よりもむしろ身体面の症状です。頭痛、腹痛、倦怠感、めまい、食欲不振、動悸、のぼせ感など様々ですが、最近何となく体の調子が悪い、などの漠然とした体調不良感に苛まれることが多く、病院では一般に「不定愁訴」と診断されるような一連の症状です。

 

続いて精神面の症状として注目されるものに、集中力の低下や記憶力の低下などが挙げられます。例えば文章を読んでいても頭に全くインプットされない、作業のミスが目立つ、少し前に言われたことを忘れてしまう、といった症状です。

これらの症状は、いわゆる認知症やアルツハイマー病の症状と共通点があるために、心配になって病院を受診する人も目立ちますが、うつ病の初期症状の一つであることも多いことから、慎重な見極めが必要です。

 

病状が進行してくると、心の病に特徴的な症状がいよいよ目立ってきます。例えばうつ病の場合、朝起きられない、何をするのも億劫になる、人と話すのが面倒に感じる、夜眠れない、日中ボーっとしている、元々好きなことも楽しくなくなった、など抑うつ感が前面に出た症状です。

このような症状が進行すると、自分ひとりではなかなか対処が難しくなってしまいます。ちょっとでも兆候が現れたら、周囲の人や専門家の力を借りることも含め、早めに対策を立てることが求められます。

 

ストレスに対処するにあたって、具体的にはどのように対処すればよいのでしょうか。先ず考えられるのが、そのストレスを何とか克服しようと努力することです。例えば上司から、徹夜してでも仕上げろ、とばかりに大量の業務を命じられる場合です。

これはその業務をやり遂げて結果を出すことによって、ストレスの原因そのものを解消しようという積極的な対応です。ただ我慢にも限度というものがあるので、この方法だけではやがて疲弊し心の健康を害してしまう恐れがあります。

 

次の対処法はストレスに対する見方を変える、というものです。例えば雨が降るというストレス源に対し、「雨もまた良いものだ」などと解釈する立場です。

職場の具体例では、多量の業務が与えられた場合でも、自分ひとりでやらなくても良いのではないか、などと他の選択肢を検討してみたり、仮にやらざるを得ない場合でも、これは自分にとって良い経験になる、と前向きに考えることが挙げられます。この方法は習得に努力が要りますが、結構役に立つ考え方です。

 

もう一つ挙げられるのがストレスを発散させる、という方法です。降りかかるストレスに直接対応するのではなく、たまったストレスを何らかの形で放出するアプローチです。例えば飲みに行く、スポーツをする、友人とおしゃべりする、旅行をする、買い物をする、といった方法が挙げられます。

この方法は一見ストレスからの逃避にも見えますが、これによって心機一転し、新たな気持ちで仕事に向かうことができます。ただしギャンブルなどといった健全ではない発散方法は考え物です・・(続く)

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