- 原 聡彦
- 合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
- 大阪府
- 経営コンサルタント
対象:医療経営
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 柴崎 角人
- (行政書士)
こんばんは。医業経営コンサルタント
原聡彦(はらとしひこ)です。
クリニック経営を行う上で、院長先生は「医師」「経営者」「教育者」というそれぞれがかなりハードな業務を、一人で担うことになります。
今回は、「経営者」という部分にスポットを当て、クリニックの経営者として現状を把握するためのチェック項目についてお伝えします。
<院長が自院の現状を把握するためのチェック項目>
1.月ごとの患者来院数を把握している
レセプト枚数を把握し、のべ患者数・来院回数などを把握している
2.月ごとの新規患者数・紹介者数を把握している
全く新規に来院した患者数・他院からの紹介患者数を把握している。また、どのように自院を知ったのか、どこの病医院からの紹介かを知っている
3.リピート患者(再来初診患者)を把握している
中断した患者さん、完治した患者さんがどれぐらいの割合で再び来院してくれているかを把握している
4.上記の各患者数を月次推移で変化を把握している
各患者数の変化を月次推移で把握しており、季節変動等、自院の推移変化の特徴を知っている
5.患者数の推移変化の原因を挙げ、説明できる
なぜ患者数が減っているのか?増えているのか?をきちんと原因が把握できている
6.損益分岐点患者数を知っている
1日平均して何人の患者数があれば収支トントンになるのか?(ペイライン)
7.どんな医院でありたいかという“あるべき姿”をもっている
どういった特徴をだして医療サービスを提供したいのか?など、院長先生のクリニックに対する想いがはっきりしている
8.自院の“強み”“弱み”を把握している
診療行為別の数値を把握する等、自院の特徴を知っていて、どこが“売り”で、どこを強化していかないといけないかを把握している
9.スタッフの働き(貢献度)・人格・価値観を把握している
スタッフが日々どんな動きで業務をしているのか?患者さんにどう接しているのか?どういう性格を持っているのか?など、各スタッフについて把握している
10.患者さんの自院に対する期待・それに対する満足度を把握している
患者さんが何を望んで来院してくれているかだけでなく、それに対してきちんと応えているかどうかを把握している
以上の視点で自院の現状を把握頂くことをお勧めします。
最後までお読み頂きありがとうございました。感謝!
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