- 原 聡彦
- 合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
- 大阪府
- 経営コンサルタント
対象:医療経営
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 柴崎 角人
- (行政書士)
おはようございます。医業経営コンサルタント
原聡彦(はらとしひこ)です。
今回は医局会議で取り扱われるべきテーマについてお伝えします。
病院経営を左右するのは医師のパフォーマンスであるということは言うまでもありません。いくら看護部・コメディカル・事務部門といった各部門が主体的に新しい取り組みにチャレンジしても、医師の協力なくして各部門は動けないわけです。例えば、薬局が服薬指導件数を増やそうとしても医師がオーダーを出さなければ増えません。医事課が請求モレを減らそうと改善活動を行っても実際にカルテを記載する医師の協力なくして実現することはありません。
そこで、医師を病院全体の取組みに巻き込むための手法の一つとして医局会議を活用することを前回提案させて頂きました。今回は、医局会議という病院のエンジンを担う医師の集まりの場において取り扱われるテーマを下記にまとめました。
1.病院の業績・重点管理指標に関する検討
収入に結びつく指標ごとのデータに基づき報告・検討を行います(月次・累計の医業収入も提示することが好ましい)。指標の例として外来患者数・入院患者数・延入外来患者数・1日あたり1回あたりの診療点数(入院・外来別)、診療行為別点数・在院日数・手術件数・重要検査件数・在宅復帰率・リハビリ件数・服薬指導オーダー数など、病院の課題に応じて重点管理指標をまとめて報告することをお勧めする。
2.中期経営計画実現に向けての取り組み・改善活動に関する検討する
病院の取組みテーマについて医師に関係部門とのプロジェクトチームを結成していただき、部門横断型活動の中心的存在として活動していただき、医局会議の場において進捗の確認や他科の医師への提案・働きかけの場、よりよい取り組みの情報共有の場として活用頂くことを提案します。
病院経営に医師を巻き込むことができれば経営改善、新しい取り組みがハイスピードに推進できることは現場で実感できるところであります。ぜひ!チャレンジしてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。感謝!
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