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日経記事:米IT業界新型VC台頭 ベンチャーへ小口出資に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

4月15日付の日経新聞に、『米IT業界「新型VC」台頭 ベンチャーへ小口出資』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。


『米IT(情報技術)業界で設立直後のベンチャー企業に数百万円規模の少額資金を提供する新型のベンチャーキャピタル(VC)が台頭している。
ネットワーク経由でソフトやサービスを利用するクラウドコンピューティングの普及で可能になった「低コストかつ短期間」で起業する経営者に短期集中型で助言する。
起業の支え手の幅が広がることになり、有力ITベンチャーの増加につながりそうだ。

新型VCは「エンジェルファンド」や「スタートアップインキュベーター」などどと呼ばれている。

インターネット検索最大手のグーグルやアップルなど米有力IT企業を育てた伝統的なVCは数億円規模の投資が一般的だが、新型VCは公募などで投資先を選んで資金を提供、3~6カ月にわたって集中的に技術や経営に関する助言などを与えるのが特徴だ。

米電子決済大手ペイパル出身のデーブ・マクルーア氏は2010年にエンジェルファンドの「500スタートアップス」を設立し、ベンチャーに3000万ドル(約25億円)を投じる計画。
半年で約100社に平均7万5000ドルを投資し、メンター(助言者)による支援などのサービスを提供。
投資先に対するM&Aなどで資金を回収する。

06年発足の「テックスターズ」は投資家から800万ドルの資金を調達した。同社はニューヨークなど米4都市で3カ月のベンチャー育成プログラムを運営しており、今後は開催頻度を上げる。
プログラムの参加企業に最大1万8000ドルを投資し、人脈の紹介やオフィス提供などのサービスを供与する。

同分野の草分けであるYコンビネーターでは、支援先のソフト関連企業がクラウド大手の米セールスフォース・ドットコムに2億ドルで買収されるなど成功事例が増加。

新たなVCが存在感を増しているのはクラウドやスマートフォンに取り組んで使うソフトを販売する「アップルストア」などの普及で製品・サービスの開発や販売に必要な費用が少なくなっているため。
伝統的なVCも設立直後のベンチャーへの投資を増やすなど対応を進めている。』


アメリカのベンチャーキャピタルの動きが進化しているようです。
ITはアメリカ経済活性化の切り札の一つです。

最近、クラウド活用が活発になってきており、ITベンチャーはサーバーなどに大きな投資をしなくても起業化・事業化出来るようなっています。
システム開発への投資が少額ですめば、起業家にとってはリスクは小さく、失敗しても容易に再生可能になります。

また、投資家にとっても少額の資金を多くのベンチャーに投資することにより、リスク分散により回収リスクを低減化できます。

更に、起業家が短期間に事業を立ち上げられるようメンターなどの経営支援を行うことにより、成功確率を高めようとしています。

アプリソフトの対象もスマートフォン向けで、これも起業家にとっては短期開発型事業の展開を可能にしています。

このような状況がこのまま、今の日本で展開可能だとは考えていませんが、国内ベンチャー企業育成のやり方を考えるヒントがあります。

国内でも経済再活性化の切り札の一つがITです。
今回の大震災後、クラウド活用に注目が集まっています。

多くの中小企業がクラウド活用できるように支援し、少額の投資でITを活用して売上や生産性を上げ、重要な経営情報・データをデータセンターで保管できるようになれば経営スタイルを大きく変えて事業拡大につなげられます。

中小のITベンダーがこのような中小企業のIT化を支援する、スタイルが実現できれば、共にベネフィットが得られる「Win/Win」関係が構築できます。

ただし、国内の金融機関は安全第一の事業を行っていますので、アメリカで行われているベンチャーキャピタルと同じ動きを期待することは難しいのが実情です。
また、お金は出せてもベンチャーの経営支援を行う専門家がほとんどいません。


日経記事によると、「500スタートアップス」は投資先の2割が海外ITベンチャーであるとのことで、日本でも2社に投資しています。

国内投資家に期待しても難しい状況などで、国内のITベンチャーは思い切って上記アメリカのベンチャーキャピタルの門をたたくやり方もあります。

英語というハンディはありますが、良い技術を持っていれば、片言のブロークンイングリッシュでも会話可能ですし、ベンチャーキャピタルの理解も得られます。
勿論、説明用資料はきちんと英語で作る必要があります。

アメリカのベンチャーキャピタルの動きを同じように国内で行うのは難しいため、彼らの門をたたく積極さを国内ITベンチャーに期待します。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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