日経記事;トヨタ,マイクロソフト 提携次世代送電網 に関する考察 - アライアンス・事業提携 - 専門家プロファイル

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
神奈川県
経営コンサルタント
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

日経記事;トヨタ,マイクロソフト 提携次世代送電網 に関する考察

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 新規事業・事業拡大
  3. アライアンス・事業提携
情報・知識 ビジネス雑感

皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

4月6日付の日経新聞夕刊に、『トヨタ、マイクロソフトと提携 車載電池 次世代送電網に活用』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『トヨタ自動車と米マイクロソフト(MS)が自動車向けの情報通信で広範に提携することが6日明らかになった。
MSが手掛ける次世代送電網(スマートグリッドとトヨタのプラグインハイブリッド(PHV)を組み合わせたり、自動車に載せる専用端末を共同開発したりすることが軸になる。エネルギー・環境問題への注目が集まるなか、電力やガソリンをより効率的に使う技術の世界標準を目指す。

トヨタ自動車の豊田章男社長、マイクロソフトのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)が7日午前5時からインターネット経由での記者会見を開く。

家庭や企業などで電力を融通しあったり、自然エネルギーを有効活用したりするスマートグリッド分野での基盤技術を共同開発する。グローバルに活用できる技術や特許の獲得を目指し、共同出資会社を設立することも検討する。

車両に載せる専用端末や制御ソフト技術を開発し、家庭や工場で使っている自然エネルギーの発電状況や、自動車のバッテリーの蓄電の情報をやり取りできるようにする。

トヨタはグループのトヨタホームやミサワホームでも、車両を外部とつなぐことで電力やガソリン消費を減らすスマートグリッドの構築に取り組んでいる。家庭用電源で充電できるPHVを市販する2012年にあわせて、必要となるインフラを含めた周辺システムを構築する考え。

マイクロソフトはスマートグリッド関連のシステム開発で米グーグルと主導権を争っている。
すでに、家庭内の電力管理技術「ホーム」を実用化して、機器メーカーに提供しているほか、昨年3月には、車内情報システムで提携済みの米フォード・モーターに「ホーム」を提供すると発表。フォードの電気自動車を取り込んだスマートグリッドの構築に取り組んでいる。

トヨタとMSはカーナビゲーション技術などを核に自動車のより高度な情報化を進めるため共同での技術研究にも乗り出す。自動車からの情報をネット経由で素早く処理して渋滞を緩和する交通システムなどでも協力するとみられる。』


本日の6時2分に上記インターネット経由の記者会見が日経のWeb刊に掲載されています。

ここでは、『インターネット経由で機能を利用するクラウドコンピューティングを活用した、次世代の車載情報システムを構築し、住宅も含めた省エネ化の共同推進で提携したと発表した。MSは同分野のトヨタ子会社に出資する。』とされています。

今まで将来の技術ターゲットされてきたスマートグリッド技術の実用的活用・実施が加速されてきました。
今回の福島原発事故で浮上した電力量供給問題は、電気の有効活用の必要性を明確にしました。

クリーンエネルギーとしての電気は、ますます重要性を増しています。
しかし電気は、水力、石油、石炭、原子力、天然ガス、太陽、風力などから変換して作る必要があります。

原子力は、大気を汚さないクリーンなエネルギー源として期待されていますが、今回の福島原発事故を契機に事故が起きた時の影響の深刻さが再認識されています。

現時点では電気を起こし、大気を汚さない決定的なエネルギー源は見つかっておらず、発電量に限りがあることを大前提に電気を効果的・効率的に使うか知恵を絞る必要があります。

この中で、スマートグリッドは、インターネット関連技術を組み合わせて電力供給量を最適化する次世代送電網を実現する技術として注目されています。

自動車産業の最大手であるトヨタとIT業界の最大手MSが提携してハイブリッド(HV)や電気自動車(EV)向けの情報通信システムを作ると共に、車と家庭内の電力有効活用を実現するシステム開発に動きだすことは有意義なことと考えます。

トヨタは、来年プラグインHVを販売します。
このプラグインHVと家庭内の太陽光発電や深夜電力などと組み合わせて電気を効率的に使えるシステムが構築されると、車との関係が劇的に変わるだけでなく電気の使い方が大きく変化する可能性があります。

HVやEVの電池を家庭用蓄電池としても活用される可能性があります。

カーナビにネット経由で渋滞情報や渋滞回避情報などを流す交通システムでも協力するようです。

グーグルもスマートグリッドで積極的に取り組んでおり、両大手IT企業間競争を通じてより洗練されたシステムを構築出来るようになります。
他の自動車メーカーも積極的に動いていますので、割と短期間に高度な電気活用システムが構築されると予想します。

車とITの大手企業同士の提携が活発に行われて、この新システムが、近い将来、送電網、家庭やオフィス、車などを結んだプラットフォームとして確立されることを期待します。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(神奈川県 / 経営コンサルタント)
グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表

起業・企業存続の為の経営戦略立案・実行と、ビジネススキル向上

起業及び、事業拡大や経営合理化を目指す企業に対して経営コンサルを行います。大手メーカーで得た経験を活かし、補助金活用、アライアンスやM&A、市場分析に基づいた事業戦略策定・実行や事業再生を支援します。OJT研修でのビジネススキル向上を支援します。

カテゴリ 「情報・知識」のコラム

このコラムに類似したコラム

日経記事;"次世代電力計,東電が見直し 国際標準規格を採用"考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2012/07/12 09:40)

日経記事;"電気ロスなく電車へ 鉄道総研が超電導ケーブル"考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2012/05/31 10:25)

日経記事;東芝 北米で家庭の電力制御機器 に関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2012/01/10 08:34)

日経記事;EV,米国勢が猛追フォードGMが相次ぎ量販車に関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2011/11/08 10:01)