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前回からhttp://profile.ne.jp/ask/column_detail.php/17729の続きです。
■展示場リポート
枚方市の住宅街にある木造軸組工法のモデルハウスは、霧島住宅が建て主から借り受けたもの。入居後一年（注・５ヶ月でした）で転勤となった建て主が、宮原所長に管理を依頼、そのまま展示場として使用することを承諾した。
部屋に入ると、圧倒的な木の量に驚く。自然木のかおりが心地よい。 貫工法と筋交いをミックスし、それを近代化した工法である。中央に大黒柱を設けて梁を渡し、磨き丸太の梁もある大胆なつくりだ。
施工技術も高い。
柱や梁には乾燥による亀裂がほとんど見あたらない。 生木同然のものを使用しているが、背割り（乾燥割れ防止）も施していない。それらは部材に収縮安定剤を塗るなどの特殊加工を施すことで可能となった。狂い（隙間）も少ない。
室内は自然換気が基本で、エアコンがない。
冬は大きな開口部から暖かい外光を入れる。夏は窓を開放し、扇風機のみで十分涼しく快適な空間となる。
部材から見ても、この家は百年は持つだろう。建設費の坪単価は７０万円。
（・・・続く・・・）
