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日経記事;『部品/素材で代替生産 輸入も検討』に関する考察

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皆様、
こんにちは。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

3月22日付の日経新聞に、『部品・素材で代替生産 輸入も検討 被災工場補う』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。


『東日本大震災で生産が止まっている自動車や電気製品などに使う素材や部品の代替生産が本格化し始めた。
被災を免れた中部地方以西の工場で増産するほか、輸入を増やすなどし、被災工場の減少分を補う。

世界シェアが高く、海外メーカーへの波及も懸念された電子部品工場の一部が生産を再開するなど、サプライチェーンの復旧が始まった。

自動車鋼板のさび止めなどに使う亜鉛は震災後、国内生産設備の約7割が停止している。三井金属グループの八戸精練所、東邦亜鉛の安中製作所(群馬県安中市)、DOWAホールディングの飯島製作所(秋田市)が生産を中断、このままでは自動車生産の本格再開に支障を来しかねない。

三井金属は津波で冠水し創業再開の目処が立たない八戸精練所の生産分を補うため、神岡鉱業(飛騨市)と彦島精練(下関市)の操業度をあげる。
1~2割程度減産していた両工場をフル稼働することにより、八戸の生産量の約20%を補える見通し。不足分は海外からの調達することも検討する。

新日鉄住金ステンレスは震災により生産を休止した鹿島製作所(鹿嶋市)に代わり、光製作所(光市)での生産を検討している。鹿島では自動車や家電製品に使うステンレス薄板を生産している。

旭硝子は国内最大の建築用ガラスの生産拠点である鹿島工場が停止中。自動車用ガラスの愛知工場で生産する製品の一部を建築用に振り向ける。

パソコンなどの記憶装置に使われるアルミニウム製ハードディスク基板の生産シェア6割の神戸製作所と4割の古河電気工業は停止していた基板工場を再稼働した。。。』


昨日3月21日に、“日経記事:『部品メーカー支援で連携 巨大地震企業はどう動いた』に関する考察”のタイトルでブログ・コラムを書きました。
自動車メーカーが関連部品企業からの供給再開に向けて企業の枠を超えて連携・支援する動きを伝えました。

本日の記事は、部品・素材メーカーの供給再開に向けた動きについて書いています。
大手メーカーの動きについて述べています。

大手セットメーカーの場合、電子調達システムを構築しているところがあり、独自のサプライチェーンを確保しています。
このようなサプライチェーンを持っている大手企業は、部品・素材メーカーから供給情報を得やすく、対応策を早期に立てやすくなってます。

中小企業の場合、電子調達システムを持っているところはなく、商社のような今までの取引先からの供給情報が頼りになります。
中小の情報集力はどうしても大手企業に劣ります。

以下、中小企業セット―メーカーと部品素材メーカー同士が、必要部品・素材の供給情報を交換し、購入できる仕組みの提案を行います。

最近、信用金庫や地方銀行の間で取引先企業を招待して、連携先や顧客先などを探す異業種交流会やビジネス交流会などの場の提供をすることが活発に行われています。

部品・素材メーカーやセットメーカーなどは、自社の人脈やネットワークで知らない相手先企業を見つけられる機会を得る場となり、積極的に活用すれば金融機関の取引先企業に対する支援策となります。

これらの交流会は、物理的に会ってお互いに知り合う形で行われています。

今回提案したいのは、金融機関が自社のWebサイト上で取引先企業を紹介し、各企業が提供する商材やサービス、或いは購入したい商材などの情報を持ち寄って情報交換する場の提供です。

言わばWebサイト上での交流会です。各企業ごとに自社紹介と事業概要、連絡先をWebサイト上で掲示します。
関心のある企業同士がメール、Fax、電話などで連絡を取り合って、合意が得られれば具体的な商談に進みます。

このWebサイト上の交流の場は、各金融機関が連携して行えば、国内の地域を超えて関係企業同士が交流できる仕組みになります。

参加企業にとっては、各金融機関が紹介する形で関連企業をその場に載せますので安心して当該企業と会話できます。

やる気のある金融機関ならば、Webサイトの構築にはそれほど時間もかからないと考えます。
場であるWebサイトの運営コストもそれほど高額な金額を必要としません。
また、何より取引先企業への大きな支援になると考えます。

上記しましたような自社で電子調達システムを持っている大手製造企業は、独自のサプライチェーンシステムを持っています。
金融機関が取引先の中小企業支援のために、Webサイト上の交流会を提供することは、一種のサプライチェーンサービスを提供することになります。

ご検討願います。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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