地震保険　保険金お支払い　査定方法

地震保険　保険金お支払い　査定方法

東京では建物が壊れた！という事故はあまりまだ聞きません。

家財が壊れたという事故報告は入ってます。

保険金はどうやって払われるのか？

かなりアバウトですがこれについて今日は書きます。

まず損害があった家財を【分類】・【品目】ごとにチェックします。

【食器陶器類】・・・【食器】
【食器陶器類】・・・【陶器置物】
【食器陶器類】・・・【調理用具】

【電気器具類】・・・【電子ﾚﾝｼﾞ・ｵｰﾌﾞﾝ】
【電気器具類】・・・【ﾃﾚﾋﾞ】
【電気器具類】・・・【冷蔵庫】

【家具類】・・・【食器戸棚】
【家具類】・・・【ﾀﾝｽ】
【家具類】・・・【ｻｲﾄﾞﾎﾞｰﾄﾞ】

【身の回り品その他】・・・【ｶﾒﾗ】
【身の回り品その他】・・・【ﾒｶﾞﾈ類】
【身の回り品その他】・・・【書籍】


まだありますが、このくらいにしておきます。

まずこれを何品目壊れたかチェックします。
【品目】の数え方ですが、
【食器陶器類】・・・【陶器置物】に該当するものが１個割れても１００個割れても「１」です。
数だけではなく、１００円の花瓶が割れても１００万円の花瓶が割れても「１」です。

全てチェックしたら、次に【分類】ごとに【品目】数を数えます。
例えば、
お皿が３０枚　鍋か２つ　壊れていれば　　
【食器陶器類】のなかの【食器】で「１」
【食器陶器類】のなかの【調理器具】で「１」
合計【食器陶器類】は「２」ということになります。

そして
電子ﾚﾝｼﾞが１つ　ﾃﾚﾋﾞが２台壊れてると
【電気器具類】のなかの【電子ﾚﾝｼﾞ】で「１」
【電気器具類】のなかの【ﾃﾚﾋﾞ】で「１」
合計【電気器具類】は「２」ということになります。

さらに
ﾀﾝｽが3つ　食器棚が２つ壊れると
【家具類】のなかの【ﾀﾝｽ】で「１」
【家具類】のなかの【食器戸棚】で「１」
合計【家具類】は「２」ということになります。
このくらいにしておきましょう。

次に【分類】ごとに決まっている【構成割合】というのがあります。
例えば
【食器陶器類】は１％
【電気器具類】は２．５％
【家具類】は４．０％
です。

例題のケースに当てはめて見ましょう。

【食器陶器類】は「２」×１％＝２％
【電気器具類】は「２」×２．５％＝５％
【家具類】は「２」×４．０％＝８％
２％＋５％＋８％＝１５％
この家は損害率１５％ということになります。

家財は下記のとおり支払方法は３パターンです。
家財の損害額が家財の時価の80％以上
この場合は保険金額の１００％が払われます（ただし時価です）

家財の損害額が家財の時価の30％～80％未満
この場合は保険金額の５０％が払われます（ただし時価です）

家財の損害額が家財の時価の10％～30％未満
この場合は保険金額の５％が払われます（ただし時価です） 



つまりこの家は１５％ということは保険金額の５％が払われることになる訳です。

大まかにはこんな考え方です。
地震の被害があるかたはすぐに保険会社に電話しましょう。
損害鑑定人が調査にいきますから、１００円のコップが割れていてもちゃんと地震の損害で有れば申告をして、適正な支払を受けましょう。その際にちゃんともっと細かく支払方について説明があるはずです。



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ファイナンシャルプランナー　森　和彦