- 平 仁
- ABC税理士法人 税理士
- 東京都
- 税理士
対象:税務・確定申告
- 近江 清秀
- (税理士)
- 平 仁
- (税理士)
今日は国士舘大学大学院の学位記授与式(21日の卒業式は中止)です。
我が西野敞雄研究室は、今年は例年以上に苦しみ、ゼミ長が自主留年。
納得できる論文が書けないと11月でリタイアしてしまいましたが、
来年は石にかじりついても修了してもらいたいところです。
もう1人留年者が出てしまい、西野研究室では11年ぶりの留年者です。
私のように、結果として学校に残り、研究者としての道を歩んでいる
者もいないではありませんが(5名が大学で教鞭をとっています)、
そのほとんどが税理士として実務家の道を進んでいるので、決して
ハードルを高くしているわけではないのですが、年々、論文に苦戦する
院生が増えている、という感じがしますね。
大学までは学生はお客様扱いされていますし、卒業論文でも、とにかく
書ききれば卒業できるので、大学院でも、との甘えがあるのかもしれません。
また、税理士試験とは質の違う勉強が必要になってきます。
そのギャップが大きいのかもしれません。
しかし、大学院は教育機関ではなく、研究機関です。
論文を書ききればよい、というのではなく、まがりなりにも学術論文に
なっていなければ、受け取るわけにはいかないんですね。
つまり、自己が主張する論理の正当性を論証しなければならないのです。
わが研究室では、論証力が多少甘くても、一貫性が取れていれば、認めて
頂いておりますが、主張すべきことにブレがあってはさすがに厳しいですね。
今年は、年末に来てからの教授の指導がかえって混乱を来たしてしまった
のかもしれませんが、最後の最後でブレまくったのが致命的でしたね。
ただ、わが西野研究室では、論文で苦しんだ者の方が、理論派税理士として
活躍する傾向があるようです。
残念ながら3回生になってしまった2人も、この経験を糧にステップアップ
して欲しいものです。また、無事修了できた者には、これでおしまい
ではなく、引き続き研鑽を続けてもらいたいですね。
せっかく高いお金をかけて大学院で学んだのですから、この経験を活かして
税理士業界に貢献できる税理士に育ってもらいたいですね。
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