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日経記事;流通効率化へ大手連携 受発注/決済システム統一 の考察

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皆様、
こんにちは。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

昨日は、東北地方を中心に大きな地震と津波が襲いました。
多くの被害が出ています。

被災された方々には心よりお悔やみ申し上げます。

さて、本日は3月11日付の日経新聞に掲載されました、 『セブン&アイ・花王など15社、受発注・決済システム統一 流通効率化へ連携』の記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。


『セブン&アイ・ホールディングスやイオンなど大手小売業や食品・日用品メーカー、卸など主要15社は、商品の注文や代金決済などのデータをやりとりする取引システムの共通化に乗り出す。

これまでバラバラだった仕組みをまとめ、受発注や在庫管理にかかる経費や時間を大幅に減らす。取引先の中小企業にも参加を促し、連携して流通の効率化に取り組む。

システム共通化が広く普及すれば流通コストの削減が期待できる。効果的な発注によって店等での欠品を防げるほか、中長期的には小売価格の引き下げにつながるなど、消費者にとってもメリットは大きい。

共通化に踏み来るのはこのほかローソン、マツモトキヨシホールディングス、味の素、花王、国分、菱食など。セブン&アイ傘下のイトーヨーカ堂は4月から取引先約700社との間で導入する。

導入するのは計座産業省などが後押しする「流通BMS」と呼ばれる取引システム。15社を中心に流通の最適化を議論する協議会を5月に発足させ足並みをそろえる。
これまでスーパーの成城石井など一部が導入済みだが、大手の参加で取引先の中小卸などの間でも導入機運がたかまるとみられる。

イオンの総合スーパー、イオンリテールとセブン&アイ傘下のスーパーを合わせた年間売上高は約4兆4000億円。約17兆5000億円とされるスーパー業界全体の売上高の約4分の1に相当する。2社の参加はシステムの普及に弾みが付きそうだ。

小売業は現在でもオンラインで発注しているが、一部では電話回線方式が残り、データ容量に限りがある。商品のやり取りでは紙の伝票も使っており、膨大な作業が必要になっている。

新システムはインターネットを通じて電子データをやり取りし、紙の伝票をなくす。ヨーカ堂の試算では従来は3時間かかっていた発注データの送受信は最短6分まで短縮できるという。
天候や需要に合せて機敏な発注が可能になり、販売効率の向上が見込める。

メーカーや卸は各小売業がそれぞれ開発したシステムに対応しなければならなかった。共通化によって取引先ごとに用意していた端末は不要となり、システム投資や煩雑なデータ管理から解放される。
卸売業では共通化によって発注に関連するコストが55%削減されるとの試算もある。。。』


国内製造業は、既に海外企業とのグローバル競争を行い、切磋琢磨してここまで勝ち残ったり、生き残ったりしてきています。
特にリーマンショック後の大不況を生き残った企業はそれぞれに合理化を行い、売上が上がれば利益が出やすい筋肉体質になっています。

流通やサービス事業の場合、今までグローバル競争がほとんどなく国内市場でビジネスを行ってきましたので、今までの商習慣が残っており、製造業などと比べて、収益性が低く、非効率と指摘されてきました。

流通業が現在の仕組みは、江戸時代に出来たと理解しています。
当時、飢きんなどで農業だけでは過剰労働人口を支えきれないために商業の仕組みを整えて多くの働き口を確保しました。これは社会の安定化のために必要なことでした。

現在は、鎖国をしていた時代とは異なり、国内企業・経済はグローバル市場を相手に事業を行っており、流通業は効率化を行う必要がありました。

国内市場が少子高齢化で縮小傾向が出ており、流通コスト削減は業界共通の課題となっていました。
ここにきて、イオンやセブン&アイなどの大手流通業者が中心になって、「流通BMS」を使って取引システムを共通化する動きが出てきたことを歓迎します。

ご存知のように、日本はインターネットブロードバンド環境が整備されています。
この環境を活用して「流通BMS」を導入すれば、流通の仕組みは共通化・標準化・簡素化されますので、業務効率は大幅に向上します。

流通コスト・リードタイムを削減・短縮できれば、商材の在庫や輸送コストなども下がり、企業や顧客にとってもメリットが大きいのは明らかです。

情報のやり取りの高速化や共有化により、流通在庫の効率的な処理が可能になり、食品業界の場合返品率の削減によりり、運搬や廃棄処分のコストも減らすことが期待できます。

他の流通業者も積極的に「流通BMS」を使用することを期待します。
筋肉質の流通仕組みを構築して、国内産業の強化に貢献する動きが必要かつ重要です。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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