地震保険 東北地方太平洋沖地震
このたびの地震によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
損害保険各社では、地震保険をご契約されている建物または家財について損害を調査し、損害の程度に応じて保険金をお支払いいたします。
1 地震保険はどんなときに払われるか?
地震保険は、地震・噴火・津波が原因で火災・損壊・埋没・流失した場合に保険金が支払われます。
例えば
・地震により火災が発生し家が焼失した。
・地震により家が倒壊した。
・津波により家が流された。
などです。
火災保険では地震による火災は補償されません!
地震などにより延焼・拡大した火災損害も補償されません!
それに付け加え
問題はある一定損害が発生していないと払われません!
2 どのくらいの損害が発生したら払われるか!
建物
基礎・柱・壁・屋根などの損害額が建物の時価の50%以上
この場合は保険金額の100%が払われます(ただし時価です)
焼失・流失した部分の床面積が建物の延床面積の70%以上
この場合は保険金額の100%が払われます(ただし時価です)
礎・柱・壁・屋根などの損害額が建物の時価の20%~50%未満
この場合は保険金額の50%が払われます(ただし時価です)
焼失・流失した部分の床面積が建物の延床面積の20%~70%未満
この場合は保険金額の50%が払われます(ただし時価です)
基礎・柱・壁・屋根などの損害額が建物の時価の3%~20%未満
この場合は保険金額の5%が払われます(ただし時価です)
全損・半損・一部損に至らない建物が床上浸水または地盤面から45cmを超える浸水
この場合は保険金額の5%が払われます(ただし時価です)
家財
家財の損害額が家財の時価の80%以上
この場合は保険金額の100%が払われます(ただし時価です)
家財の損害額が家財の時価の30%~80%未満
この場合は保険金額の50%が払われます(ただし時価です)
家財の損害額が家財の時価の10%~30%未満
この場合は保険金額の5%が払われます(ただし時価です)
なお、今回被災された方の地震保険以外の損害保険(自動車保険、傷害保険、医療保険など)につきましても、地震による損害を補償する場合がありますので代理店や保険会社に問い合わせてみてください。
こちらをどうぞ↓
ファイナンシャルプランナー 森 和彦
このコラムに類似したコラム
火災保険 9 森 和彦 - ファイナンシャルプランナー(2011/05/31 23:39)
火災保険 8 森 和彦 - ファイナンシャルプランナー(2011/05/29 23:52)
火災保険 1 森 和彦 - ファイナンシャルプランナー(2011/05/08 00:00)
地震保険の備えは大丈夫ですか? 植森 宏昌 - ファイナンシャルプランナー(2013/04/13 17:54)
地震保険は本当に必要? 相馬 純 - 保険アドバイザー(2012/12/07 17:39)