先月、区役所へ建築確認申請を提出したさいのこと。
窓口で担当者に 注意してね。と いわれた件です。
防火設備としてのアルミサッシ で 認定不適格のものが公表と。
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000223.html
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000201.html
たとえば都内では
防火/準防火地域の指定や、隣地と近接して建築するケースが多く
外壁のサッシは ほとんど 防火設備 であることを要求されます。
アルミサッシ の場合は 認定品である必要があります。
認定不適格のこの製品は 認定番号:EB-9112 という特殊なもの
(アルミと樹脂の複合)のようで、さいわいにも、私の計画物件では
過去から進行中の物件含めて、設置したことはありませんでした。
おそらく
工事進行中にて、すでにこの認定不適格のサッシを設置してしまい
完了検査を目指している現場など、さぞや対応 たいへんでしょう。
くわえて、昨日のこと
前記の2社の加え 新たに3社での 防火設備の認定不適格が公表。
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000231.html
知ったのは、はからずも あるTV局からあった電話からでした。
‥この件でインタヴューお願いできませんか?番組に使いますんで‥
ふたつ返事でO.K.すると、約束とおりのキッチリ40分後に来所。
TVの人たちの 情報への感度や行動力 は すごいもんだ。
結局、収録されたインタヴューは放映されずも、律儀にお礼の連絡。
プロとは こうありたいもの。
防火設備の認定のけん
建築 計画や工事進行中の建主の方には
設計や監理されている建築士、あるいは施工業者さんに いまいちど
確認されることを おすすめします。
このコラムの執筆専門家
- 岩間 隆司
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社ソキウス 代表取締役
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅
都市の厳しい条件のもとでも、住宅や集合住宅を実現させてきました。住宅計画における制約は、生活空間に個性が生まれる、ひとつの契機として、ポジティブにとらえております。
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