- 澤田 且成
- アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:ブランド戦略・ネーミング
No.158 「ストッパ」のネーミング戦略
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ブランディング・ブランド戦略パートナーのアイディーテンジャパン
(http://www.id10.jp)は中小企業のブランド戦略を支援しています。
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No.158 効き目のイメージでヒット商品に。
ライオン「ストッパ」のネーミング戦略
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン 2011.3.1
ブランディングニュース『企業ブランド戦略の成功と秘密』
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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
今日から3月がはじまりました。
九州や四国では梅の花も咲きはじめ、
先週末には首都圏で春一番も。
「一年の希望は春が決める」。(中国のことわざ)
新しい年度に向け、いろいろな事に挑戦していきたいものです。
さて、今回のブランディングニュースでは
ロングセラー商品となった整腸薬「ストッパ」を取り上げます。
2003年の発売から7年目を迎えた昨年は、
猛暑の影響で大きく売上げを伸ばしたストッパ。
水なしで飲め、即効性があることはもちろんですが
分かりやすいネーミングも
消費者に受け入れられた重要なポイントといえます。
今回は、ブランディングの上でも重要な位置づけである
“ネーミング”について、ダイレクトに伝えることで成功した
ストッパを例に考えていきたいと思います。
ストッパ
http://stoppa.lion.co.jp/
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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
効き目のイメージでヒット商品に。ライオン「ストッパ」のネーミング戦略
[2] ブランディングセミナースケジュール
[3] 編集後記
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
効き目のイメージでヒット商品に。ライオン「ストッパ」のネーミング戦略
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■ 薬は3つの名前をもつ
ストッパというネーミングを考えていく前に、
薬の名前について、特徴的な点に触れておきます。
それは「薬には名前が3つある」ということ。
さまざまな成分を調剤する薬は、
含まれる化学構造式をそのまま表記することができます。
これを「化学名」と呼んでいます。
化学名は成分が一目瞭然である反面、
医師や看護師、薬剤師が使うには非実用的です。
そこで、効能を左右する主成分を名前として使うようになりました。
処方薬の明細や医薬品のパッケージに明記される
○○酸~という表現がこれにあたります。
しかし、これも消費者には名前を記憶しにくく、
一般名を効いても効能がイメージできません。
病院などで出される処方薬は、その選択を医師が行うため
やや一般名に近い形で商品名が付けられます。
これは医師側の視点に立ったネーミング戦略です。
最近売上げを伸ばしている市販の頭痛薬「ロキソニン」などは
処方薬で名前が浸透していることから、
市販薬も処方薬と同じ商品名を用いて販売しています。
ただ、そういったケースは稀で、
消費者は「効き目がありそうな薬」や
「効能が分かりやすい薬」「お馴染みの薬」を選びます。
風邪薬の一般名は分からずとも、
薬局に行けば、パブロンやバファリン、コンタックを買う。
これは消費者に浸透したブランド名を冠し
効能にあわせシリーズ展開して販売しています。
ただ、薬局など扱われる医薬品には
一つのブランドとして商品名に冠したり、
分かりやすいネーミングを使って販売するようになりました。
さらには小林製薬に代表される
「熱さまシート」や「ガスピタン」、「サカムケア」といった
ダジャレのようなネーミングも、
親近感のある大衆薬として消費者に受け入れられています。
続きはこちらから。
⇒ http://www.id10.jp/brandingnews/110301
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