- 中沢 努
- パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー 代表
- 東京都
- コンサルタント・研修講師・講演講師
対象:人材育成
南の島に、仕事の虚しさから逃げ出そうと必死の男がいました。
いろいろ試しましたが、何をやっても虚しさから逃れることが出来ずにいました。
北の島に、人生の虚しさから逃げ出そうと必死の女がいました。
いろいろ試しましたが、何をやっても虚しさから逃れることが出来ずにいました。
ある日のことです。
男と女が偶然出会いました。
男は虚しさを語りました。
女も虚しさを語りました。
二人は意気投合しました。
そしてだんだんわかってきました。
なぜ虚しかったのか・・・・・。
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仕事にやりがいを感じず悩む男がいた。
男は上司に相談した。
上司は「やりがいはそこにあるものではなく、後から出てくるものだ。今の仕事に注力していれば、やがて感じられるようになる」
しかし、やりがいは感じられなかった。
男は友人に相談した。
友人は「どこへ行っても似たようなものだ。だいたい仕事なんか面白いものじゃあない。もう少し我慢してみろよ」
しかし、やりがいは感じられなかった。・・・・
男のやりがいを見つける試行錯誤の支援者たちには一つの特徴があった。
・上司は「うちの会社だっていろいろあるが、会社なんてそんなものだ」と思っている人だった。
・友人は「仕事にやりがいを感じるなんて、ある意味理想論。仕事なんて所詮そんなものさ」と思っている人だった。
(中略)
仕事のやりがいには2種類ある。
・世の中一般としてそう思われ、現実とされている「体制」「秩序」「慣習」「割り切り」に従い、そこに身を置いて見つけ出すやりがい。
・世の中一般としての各種常識を根底から疑い、自分の価値観や人生観に基づいた仕事に就いた上で見つけ出すやりがい。
この男の迷走は「社会の慣習を疑うことをしない『常識をわきまわた大人たち』」に頼ることをやめ、「違和感を感じ/それを全身にめぐらせ/その本質を暴き/自分に正直になることを妨げている『フワフワした精神』」を鍛錬し、けものみちへ入っていくための第一歩を踏み出さない限り、永遠に続く。
(出典) http://profile.ne.jp/pf/pensee-tsutomu-nakazawa/c/c-39237/
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ふたりの虚しさの理由、分かりましたか?
キャリアややりがいを求めるのなら、他人に頼ってはいけないのです。
(中沢努「<深く考える>序開き」から抜粋)
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