日経記事;新薬研究に社外技術 第一三共/武田,公募 に関する考察 - アライアンス・事業提携 - 専門家プロファイル

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日経記事;新薬研究に社外技術 第一三共/武田,公募 に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

2月24日付の日経新聞に、『新薬研究に社外技術 第一三共・武田、公募や共同施設』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『国内の製薬大手が新薬の研究に社外の技術を活用する。第一三共は今春から技術を公募し、研究予算として10億円近くの資金枠を設ける。

武田薬品工業は今秋をめどに社外との共同研究用の施設を開く。新薬の研究開発に多額の資金と人材が必要となるなか、自前主義から転換し、社外技術の導入で製品の国際競争力を高める。

第一三共は通常の研究開発費とは別に研究資金を用意。がん、循環器疾患などの分野で国内の研究機関などからテーマを募集し、共同開発する。

新薬につながる可能性が高ければ、外部機関と共同出資会社を設立したり、技術を買い取ったりすることを検討する。

エーザイは米マサチューセッツ州に設立した抗がん剤の研究開発を通じ、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究者から技術の公募を始めた。

武田はさきごろ完成した世界最大規模の研究所(神奈川県藤沢市)内で、今秋をめどに社外との共同研究施設を設ける・ベンチャー企業などの社外研究者が武田の設備を使って研究できる。

製薬業界では、がんなど治療が難しい病気向けの薬剤に焦点が移っている。研究開発資金も大幅に増加する傾向にある。

欧米の製薬大手は大学などと共同開発する手法で、研究開発の効率を上げようとしている。世界最大手の米ファイザーは昨年、米マサチューセッツ州に専門の組織を発足させ、サンフランシスコなどとの研究所と共同研究契約を結んでいる。』


製薬会社が新薬不在に悩んでいます。
現在特許を持っている製品の特許が切れれば、誰でも製品化出来るようになり、現在維持している収益が減少する事態に陥ります。

この事態を避けるには、他社と差異化できる新薬を開発して新しい収益源を確保する必要があります。
国内製薬会社は、今まで新規開発を自前で行う経営姿勢で行ってきました。

欧米製薬会社との競争激化や、国内の製薬業界を取り巻く環境変化に対応するために、全ての新薬開発を自
前で行う経営姿勢を変える必要が出て来ました。

理由は以下の通りです。

1.めぼしい新薬は既に開発済みであり、今後新規開発を行うには必要資金が巨額になり、投資回収が困難になる可能性が高い。
2.同様の理由で開発期間が長くなり、欧米競合他社に先を越される可能性があるため、当該期間を短くする必要がある。
3.欧米競合他社が国内に参入してきており、当該企業と同じかそれ以上の開発速度で新薬開発する必要がある。など

国内製薬会社は、この状況を変えるため、欧米企業が行っているように他社や大学などの第三者との連携による共同研究などで、投資金額の圧縮と開発期間の短縮を狙っています。

この動きは正しい経営姿勢と考えます。

家電や車などの他業界と同様に、国内製薬会社は、海外企業との激しい競争に直面しており、特に開発効率向上は今後勝ち残っていくために必要なことです。

国内製薬会社に期待したいのは、欧米企業と同等かそれ以上の、共同研究に対するマネジメントスキルの獲得です。
欧米企業は既に以前から共同研究を頻繁に行っており、色々なノウハウを蓄積しています。
今まで自前で行なってきた企業は、当初連携事業をスムースに行えない可能性がありますので、この課題を克服して早期に立ち上げることを期待します。

他業界でも共同研究のような連携が頻繁に行われるようになってきました。
多くの国内企業が連携を巧みに行えるようになることが重要です。

中小企業も同じであり、連携マネジメントの支援を積極的に行っています。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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