- 澤田 且成
- アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
テーマ:富士宮やきそばに学ぶ、B級グルメの街おこし全国展開
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 2010.09.01
“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン
ブランディングニュース『企業ブランド戦略の成功と秘密』
:::::::::::::::::::::::: 第0140号 アイディーテンジャパン 発行
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アイディーテンジャパンは、
企業ブランディングパートナー/ブランド戦略コンサルタントとして
中小企業のブランディングを支援しています。
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【お知らせ】プレスリリースを発表しました
「かおり」に関する消費者意識調査結果を発表
32.1%がいい店の条件に「香り」と回答
~「香り」や「臭い」の認識に、企業と消費者間で大きなギャップ~
⇒ http://www.id10.jp/brandingresearch/kaori
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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
先日、ホームページがリニューアルし、同時にプレスリリースも発表。
対外的な情報配信の準備が忙しくとてもあわただしい毎日でした。
社内は新規メンバーが参加し、
ブランディングニュースのタイトルも若干ですが変更しました。
新しいタイトルは・・・
「ブランディングニュース『ブランド戦略の成功と秘密』」です。
これからも選ばれ続ける仕組みを設計するために必要な情報を
配信していくためしっかり頑張っていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて・・・
お盆休みか明けて、早くも9月を迎えました。
まだまだ猛暑が続いていますが、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
夏と言えばお祭りがつきものですが、
お祭りには屋台が出て、
いろんな食事が楽しめます。
祭りの代表的な食べ物に「やきそば」がありますが
日本一、有名な「やきそば」って何だかご存じですか?
やきそばといえばB級グルメの代表格ですが、
そのB級グルメの最も有名なやきそばといえば・・・
「富士宮やきそば」です。
普通のやきそばじゃなく、街おこしにとても貢献した
やきそばなんです。
今回は「やきそば」を掲げて街おこしをした富士宮市の成功を
考えてみたいと思います。
テレビや新聞でも頻繁に取り上げられ、
街おこしの成功例としても注目を集める「富士宮やきそば」。
“ご当地 B級グルメ”の先駆けであり、
B級グルメの王者を決める「B-1グランプリ」では、
2年連続で優勝を収めました。
広告ではなく、記事やニュースとして
メディアで取り上げられた回数は、最も多い年で175回。
2日に1度は、私たちが目にする計算です。
その経済効果も大きく、2001年からの6年間で
217億円といわれています。
今回は「富士宮やきそば」誕生時に着目した“ギャップ”と、
話題性を継続させる“情報発信術”について
弊社代表、澤田且成がお伝えします。
富士宮やきそば学会
http://www.umya-yakisoba.com/
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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
富士宮やきそばに学ぶ、B級グルメの街おこし全国展開
[2] フリーコンサルテーション
[3] 編集後記
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
富士宮やきそばに学ぶ、B級グルメの街おこし全国展開
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■ 「他の地域と違う」ギャップに見出した共通性
古くから、富士信仰の寺社が集まる門前町として栄えた富士宮市。
現在も、市内の各所から壮麗な富士山が眺望でき、
朝霧高原や白糸の滝、田貫湖などの観光資源にも恵まれた街です。
約13万人の人口に対し、年間約600万人が訪れる観光都市が、
“街おこし”のためにとやきそばをPRし始めたのは1999年のこと。
「他地域のやきそばは、私たちがいつも食べているものと違う」。
そう語った地元住民の意見が発端でした。
富士宮市では、観光客や工場で働く従業員が、
安くて腹持ちのいい“やきそば”を好んで食べていたこともあり、
戦後から現在まで多くの店がメニューに掲げてきました。
そうした影響もあり、地元住民は日常的にやきそばを食し、
その消費量たるや日本一に。
そんなやきそばが「他地域とは違う味」と知った時の違和感。
これには皆が衝撃を受けました。
他にはない一品の富士宮やきそば。
私たちが受けた衝撃、つまりギャップは、
富士宮のやきそばを知らない人にも共通しているのではないか。
そしてもう1点、富士宮という地名からはイメージが結びつかない、
やきそばを街おこしの目玉としては掲げてはどうか。
これら“ギャップ”を、富士宮をPRする入口として着目したのが、
富士宮やきそば学会の現会長・渡辺英彦氏でした。
「富士宮に訪れる観光客が増え、地域が活性化する」
というストーリーに人を引きつけるには、
まずは、富士宮に興味・関心を抱かせることが不可欠。
その入口として、強力な“ギャップ”を前面に出しました。
さらに、その効力を引き出すために戦略を立てたのは、
メディアが取り上げやすい形での“情報発信術”でした。
続きはこちらから。
⇒ http://www.id10.jp/node/265
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