門型フレーム - 建築家への相談 - 専門家プロファイル

増井 真也
建築部門代表
建築家
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門型フレーム

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家作りのコツ

東京都目黒区にて進行中の狭小住宅ではガルバリウム鋼板の屋根工事が完成し、サッシの取り付けが終了しました。

この住宅は非常に狭い間口に建ち、前面道路側は駐車場及び玄関アプローチとして利用します。建築の間口は約2軒で、その利用方法ゆえに前面道路側には構造を支える耐力壁が存在しません。その代わりに木造のラーメン工法の様なイメージの構造を実現する門形フレームというものが4層に配置され、筋交い壁の代わりをするという工夫を施しています。

このような平面計画というのは、狭小地にガレージ付住宅を構成する場合に非常に良くあるパターンで、もちろん鉄筋コンクリート造や鉄骨造を採用する事がまずは考えられることなのですが、現場の工事のしやすさなどの諸条件によってはこの木造門方フレーム構造も非常に有効な解決策となりました。

このような現場の状況に応じた最適な工法の採用というものもいわゆるローコストの一種だと考えています。絶対的にコンクリート造を採用するでもなく、SE工法加盟店のように何が何でも重量木骨を採用するなどの愚行をするでもなく、建築の利用形態、周辺の駐車場の賃貸金額と工事費の比較、工事のしやすさという現場の状況、その他もろもろの条件を総合的に判断し、それを採用することでライフサイクルコストの低減につながるのであれば、それはトータル的に考えてローコスト住宅と呼べるのではないでしょうか。われわれ建築家は、いわゆる意匠設計と呼ばれる作業の中で、デザインだけでなく、クライアントのその後の生活も考えた提案をすべきであると考ています。さらには工事監理も行うことで、現場での作業性も考慮した設計をあらかじめ行うことができます。全額個人負担の個人住宅だからこそ、全ての事象を考慮した丁寧な設計が結果的にローコストへとつながると考えています。

詳しくはhttp://www.masuii.co.jp/