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日経記事;先端素材/部品,国内で 国際競争 優位保つ に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

2月7日付の日経新聞に、『先端素材・部品、国内で生産拡大 国際競争 優位保つ 住友化学、LED材料を増産;メイコー、環境者向け新工場』 のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。
 
 『大手企業が電気自動車(EV)やスマートフォン(高機能携帯電話)、発光ダイオード(LED)などに使う先端素材・部品の国内生産を拡大する。住友化学は年内にLED向け基板材料を25%増産する。プリント基板大手のメイコーはEVの普及などを見込み新工場を建設。各社は研究開発拠点も増強する。汎用品生産が海外に移転する中、日本勢が競争力を持つ先端素材・部品が投資や雇用をけん引する。

昨年12月の日銀の企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業の2010年度設備投資計画は前年度比2.9%増。円高下で自動車や家電など完成品の設備投資が絞り込まれる中、世界市場でのシェアが高く、利益率の高い素材・部品が増産や研究開発投資の主役になりつつある。

住化は愛媛工場(愛媛県新居浜市)でLEDの基板材料となる高純度アルミナの生産能力を25%増やす。投資額は約30億円。LED市場は照明のほか液晶テレビのバックライト向けなどに急拡大。高純度アルミナはEVなどに搭載するリチウムイオン電池にも使われるため、一段の増産も視野に入れる。

高純度アルミナは製造が難しく大手メーカーは世界で3社程度。住化は基板への加工技術などに強みを持ち、LED用では5割弱の世界シェアを持つ。

メイコーは福島工場(福島県広野町)内に約30億円を投じて新工場棟を建設、11年度内に稼働させる。国内で約2割の能力増強となり、数百人規模を雇用する。汎用品生産の海外移管を進める一方、国内は先端品の開発・生産に特化。新工場棟には生産性を高める新工法の試作ラインを設置し、大容量の電流に耐える必要のあるEV向け基板などを生産する。

NTNは桑名製作所(三重県桑名市)で航空機や高速鉄道車両などに使うベアリング(軸受け)の生産を3~4年で2割程度引き上げる。投資額は最終的に100億円を超える見通しで、新たに国内で約90人を採用する。特殊加工をするため利益率が高い分野で、海外生産を増やしている自動車向けと異なり、国内生産を維持・拡大する。静岡県磐田市では「精密加工技術センター」を5月に新設する。

三菱重工業や三井金属などによるリチウムイオン電池関連の設備増強も目立つ。先端素材・部品は技術革新のスピードが速く、日本勢の世界シェアが高い分野が多い。円高下でも投資を回収できる利益が期待できるとみている。』


政府が「新成長分野」と定めている業界関連で国内企業が強みを持つ分野での積極的な投資が活発になっているようです。
差異化を図れる最先端の技術・部品・製品を持つ企業は、国内で投資することにより技術流出を防ぎつつ競争力の維持強化を図る狙いがあります。

技術流出の観点から見ますと、新聞などの情報ではある中国企業がレアアースなどの貴重天然資源の供給の見返りに、高度技術の開示を要求したり、産業スパイなどが秘密情報を盗み出したりするケースがあるようです。

国内でも高度機密な最先技術が流出するリスクが無いとは言えませんが、海外拠点に比べてそのリスクははるかに低いと言えます。

材料であれ部品であれ、それらを構成する・作り上げる“技術”をブラックボックス化して、海外企業に提供する方法が技術流出を防ぐベースだと考えています。


このような高度技術・ノウハウを入れてブラックボックス化して作った部品・製品の提供の仕方は、大手だけでなく中小企業でも可能です。

尖がった加工技術や高精度製品の開発力を持つ中小企業は、ニッチな市場であっても購入してくれる顧客を持っているし、持つこともできます。
顧客は、当該企業の技術や製品を高く評価しているからです。
顧客は、当然のごとく国内だけでなく海外にもいます。

自社技術・部品・製品をWebサイトで紹介し、海外顧客からの質問に的確に答えられれば、受注できます。
自社に輸出や販売の機能がなければ、代行企業に委託できます。
ネット通販の仕組みも活用可能です。

海外顧客からその地域の輸入代理店を紹介されるケースもあります。

現在はネットが発達し、市場がグローバル化してきていますので、海外企業との取引の障壁はだいぶ低くなってきています。


中小製造業者は、自社の技術力や製品を正しく評価してくれるニッチな市場で顧客にきっちりと売っていくのも今後の事業展開の一つの方法です。
小さい市場には、中堅や大手企業は興味を示さないからです。
このような市場で自社の立場を強化し、より高度な技術・製品を出し続けられれば、勝ち残れます。

円高の影響を受けないで確実に輸出・事業展開できる方法の一つです。
勿論克服すべき課題は幾つか出て来ますが、前に行く意志があれが解決可能です。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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