- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:印刷・ノベルティ
- ジュエリーソムリエKaren
- (プロダクトデザイナー)
- ジュエリーソムリエKaren
- (プロダクトデザイナー)
東日本大震災から1ヶ月がたちました、
イロイロありましたが、前回書いた一文をしっかりと今また考えたいと思います。
「批判の専門家になるのはやめよう、再生するのは私たちなのである。」
こんにちは、エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。
私は、phone4を使用しています。
携帯電話、ウェブ閲覧、ソーシャルネットワークとイロイロ使えて便利です。
でも、一番の決め手となったのはその動作です。
パチッとオープンする携帯電話から、指をスラスラ~とスライドさせる、
スマートフォンのそのスタイルが今っぽくて気に入っているのが本音です。
人間は、その動作や生活環境によって、進化するのかもしれませんね、
ウェブの父と言われる、
バーナーズ=リー氏は「情報の共有を誰とでも、どこからでもできる」ようにするため、ウェブを編み出したといいます。
ところが、今ではウェブ上の空間をめいめいに切り取って囲い込む動きが進んでいるようにみえるそうです。
開かれたウェブには無数の人が集まります。
そこでは様々なアイデアが交わされ、思いもかけない発見、イノベーションが生まれます。
ところが、囲い込まれた空間では、そこの管理者がよほど柔軟でない限り、
新しいアイデアに満ちた展開は望めません。
バーナーズ=リー氏はかつてのアメリカ・オンライン(AOL)を引き合いに出します。
AOLはパソコン通信の時代には独自のサービスで多数のユーザーを獲得し、
一世を風靡しましたが、ウェブ上では思うような支持を集められず、経営不振に陥りました。
囲い込み型のサービスは長続きしないと強調したいようです。
バーナーズ=リー氏の意見に賛同しない人も少なくないようですが、
バーナーズ=リー氏の意見に賛同しない人も少なくないようですが、
ウェブ本来の可能性をとことん追求することを忘れてはいけないという指摘は重要でしょう。
ブラウザーなどウェブに必要な技術が出そろったのは、ちょうど20年前、1990年の12月。
そして、2010年の12月の日本ではタブレット型パソコンという新しい端末が本格的な商戦を迎えます。
ウェブの来し方そして、行く末を考えるのに格好のタイミングかもしれません。
出典: 日本経済新聞より、ワンポイント経済 「ウェブ考案者のいらだち」