- 沼田 順
- Office JUN 代表
- 兵庫県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
2月2日に住宅金融支援機構から2月のフラットの金利が発表されました。フラット35の返済期間21年以上の最低金利は前月比0.14%上昇の2.55%となりました。(最多提供金利も前月比0.14%上昇の2.55%です)
基準となる1月の長期金利が後半上昇したことが、引き上げの要因となっているようです。今月も最多提供金利が最下限の2.55%ということで、どこの金融機関も年度末の3月に向けて、勝負を掛けてきている感じです。
今後の金利動向ですが、2月の住宅ローン金利の記事で懸念していた、産油国の政情不安は落ち着きつつあることから、ここ数日の株価は回復傾向にあり、原油価格も落ち着きを取り戻しつつあります。
しかし、この政情不安が周辺国に飛び火するリスクは依然として残っており、今後も株価や通貨、債券などは値動きの荒い展開が予想されます。従いまして、今月中旬に発表される3月のソニー銀行の金利が1つの目安になるものと考えています。
フラット35Sが利用できる物件であれば、当初10年間はさらに金利が1%引き下げされるため、当初10年間の金利は最多提供金利で1.55%と変動金利とほとんど変わらない水準となりました。
なお、フラット35Sの金利優遇は2011年12月30日まで延長されました。但し、募集金額に達する見込みとなった場合は、受付は終了します。受付終了日は、終了する約3週間前に、住宅金融支援機構のホームページで発表されますので、念のためにもご確認をお願いします。
補足:フラット35の金利は2.55%~3.50%まで金融機関により差が生じています。これは何故なのでしょうか。当然ながら機構から金融機関が調達する金利はこれよりも低い金利です。ここで手数料相当額を先に現金で取るのか、金利に上乗せするのかで約1%も差が生じています。前者はモーゲージバンク等のフラット専門業者、後者は一般的な銀行が当てはまります。また大手銀行等は自分達で資金調達できるため、フラットにあまり積極的でない金融機関もあります。
沼田 順(CFP上級国際ライセンス)
約50の厳選されたファイナンス系ブログが参加している「BLOGOS finance」
そこに参加させて頂いている、私のブログも是非ご訪問下さいませ。
このコラムの執筆専門家
- 沼田 順
- (兵庫県 / ファイナンシャルプランナー)
- Office JUN 代表
住宅金融公庫出身のFPが貴方のマイホームライフをサポート
素敵なマイホームを手に入れて最後まで幸せに暮らして欲しい。これが住宅金融公庫勤務時代に年間500件以上の住宅ローン相談業務を担当してきた私自身の願いです。その経験を基に貴方のマイホームライフをトータルにサポート致します。
「相談業務」のコラム
2023年4月のソニー銀行金利と今後の見通し(2023/03/16 07:03)
2023年3月のフラット35(2023/03/01 12:03)
2023年3月の住宅ローン金利と今後の見通し(2023/03/01 07:03)
2023年3月のソニー銀行金利と今後の見通し(2023/02/16 07:02)
2023年2月のフラット35(2023/02/01 12:02)
このコラムに類似したコラム
11月のフラット35と災害復興融資 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2011/11/02 15:00)
来月の長期固定金利は上昇必至 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2011/02/12 12:00)
東京スター銀行の誤算 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2011/01/24 16:00)
住友信託銀行が住宅ローン拡充に走る理由 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2011/01/19 16:00)
1月のフラット35の気になる金利発表 沼田 順 - ファイナンシャルプランナー(2011/01/05 13:00)