- 石田 さおり
- アクティブ英会話講師紹介センター 代表取締役
- 神奈川県
- 英語講師
対象:子供のお稽古
- 田崎 寛子
- (塾講師)
- 田崎 寛子
- (塾講師)
今回は視聴覚室でおこなわれた3年生の英語授業のレポートです。
この日は数名の先生も見ており、皆ちょっと緊張気味です。
教室であらかじめ背の順にA~Eまでの5つのグループを作っておいたので、グループごとにまとまって視聴覚室に移動開始です。各グループの人数は5~6名です。
移動が終わったらさあ授業がスタート、いつものようにハローソングを歌います。
今日のテーマは「カラー」です。
先ほど作ったA~Eの5つのグループ、5列に生徒たちは並んでいます。教室の半分の空間は開けておきます。
まず、壁に3枚色画用紙を貼っていきます。サイズは生徒たちが使用しているノートと同じサイズです。次に色のついた直径30cmほどの輪を床に5つ置きます。
それをグループごとに用意します。生徒たちからみてまず縦に5つの輪が並び、その向こう、自分たちがいるのと対面の壁に色画用紙が貼ってある、という感じです。
ここまで準備が整ったら皆で声に出して練習します。
先生が「red、yellow、green blue、write、black、brawn、pink、orange」と順番に言っていくので大きな声で繰り返します。
先生の発音をよーく聞いて何度も繰り返します。
大体覚えたら次にゲームの説明がされます。
先生の「Ready go!!」の合図とともにグループの最初の人がそのカラーのところまで歩いていき(走ったらアウト!です)、触ったと同時に大きな声でそのカラーを英語で言います。
1つのグループに1人の先生が付き添っており、その先生に聞こえるような大きな声で言わなければいけません。
また、触り方ですが毎回手、足、ひじ、どこで触るのか指示が出るのでそれに従います。
各色、紙は一枚ずつしかありません。
それでは、実際にやってみましょう。
先生「orange!手で触って!Ready go!」
1人目から5人目まで指示はずっと同じなので皆難なくクリア。
何回か繰り返して慣れてきたらレベルアップです。先ほどまで指示は1つのカラーでしたが、だんだん枚数が増えていきます。
先生「red、yellow、green ひじで触って!」
更にどんどん枚数が増えていき、最後は8つのカラー全部を先生が言った順に言わなくてはいけません。子どもの集中している時の記憶力には目を見張ります。皆迷いなく次々タッチしていきます。
グループの最後のメンバーは勝敗がかかっているので、プレッシャーもかかってきます。
「はやくしろよー!!」
「いそいで!!」
容赦ないメンバーの声援?が聞こえます。急ぎたいのに走ってはいけないとの指示…。どのグループのアンカーも必死の競歩で指示されたカラーを触ってゴールします。
今日も授業も盛り上がりのなか終了です。
このレポートを書いていて思うのですが、この年頃の子どもたちは本当に競うことが大好きなようです。今後も各年齢、学年それぞれの特徴を生かした授業を期待したいものです。
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