- 石橋 大右
- 株式会社和上ホールディングス 代表取締役
- 大阪府
- 住宅設備コーディネーター
対象:住宅設備
- 松林 宏治
- (住宅設備コーディネーター)
- 松本 秀守
- (住宅設備コーディネーター)
太陽光発電というのは、資源量が無限でCO2を排出しないという夢のエネルギーです。私個人としても太陽光発電がもっともっと普及すればいいのにと常日頃から思っています。
太陽光発電などのクリーンエネルギーだけで生活ができるようになれば、どんなにいいだろうとも思います。
そんな夢を実現するための未来環境都市が、現在本当に建設されているのをご存知でしょうか。
その名は、「マスダール・シティ」。中東の産油国、アラブ首長国連邦のアブダビ郊外で建設が進められており、2015年に街びらきになる予定です。
このマスダール・シティ(以下マスダール)、何がスゴいのかと言いますと、そこで使用される電力は全て太陽光発電や風力発電など、自然のエネルギーです。原子力や火力などのエネルギーは一切使用しません。
マスダール内に自家用車の乗り入れは禁止され、街の中はカプセルのような乗り物で移動します。そのため、マスダールからのCO2排出はゼロに抑えられます。CO2だけでなく、廃棄物も100%リサイクルされて外部に一切排出しない仕組みが取られます。
これはもう、夢の環境都市です。
仮に、全世界がマスダールのようなシステムで運用されるようになれば、現在地球各地で起きている環境問題は全てが一気に解決します。人類は永久に地球上で暮らすことができるようになるのです。
アラブ首長国連邦といえば、中東の豊かな産油国です。特にアブダビは産油量がトップで、潤沢なオイルマネーのおかげで資金力は世界レベルです。
しかし、彼らはその石油がいつか枯渇する、もしくは人類が石油を使わなくなる時代をすでに見越しているのです。その先手を打つ形で、環境産業や研究の一大拠点を作ってしまおうという計画を進めているのです。
マスダールでは最先端の環境技術がどんどん採用されており、当然ながら世界最高レベルを誇る日本の環境技術も積極的に採り入れられています。先日も、遮熱塗料といって建物に塗ることで建物の中の温度上昇を抑える塗料の選定において、日本企業の製品が採用されたというニュースが流れたばかりです。
灼熱の砂漠に建設される、夢の環境都市。
太陽光発電の普及を願う私たちにとって、目が話せないプロジェクトです。
このコラムの執筆専門家
- 石橋 大右
- (大阪府 / 住宅設備コーディネーター)
- 株式会社和上ホールディングス 代表取締役
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