日経記事;中小ソフト連合 中国進出 中国電信と提携 に関する考察 - 海外展開 - 専門家プロファイル

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日経記事;中小ソフト連合 中国進出 中国電信と提携 に関する考察

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こんにちは。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

しょうしょう古い記事になりますが、1月19日付の日経新聞に『中小ソフト連合 中国進出 中国電信と提携』のタイトルで記事が掲載されました。

この記事は中小企業が海外進出するときの参考情報になると考えます。
本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。


『中小のソフトウエア会社が中国市場に進出する。約20社の正会員からなる連携組織を窓口に、中国通信大手の中国電信集団(チャイナテレコム)と提携。中国電信のソフト流通の仕組みを使い、相手先のブランドで日本製ソフトを販売する。

中国でのソフト販売やサービスはNECなど大手も苦戦している。中小ならではの機動力と柔軟性を武器に成長市場を掘り起こす。

国内の中小ソフト会社が加盟するメイド・イン・ジャパン・ソフトウエア・コンソーシアム(MIJS)が中国進出の窓口になる。
MIJSに加盟するエイジア、WEICなど4社が19日から業務用ソフトの提供を始める。

・エイジアはメール配信管理ソフトを販売
・WEICはeラーニング用のソフトを販売
・ウイングアークテクノロジーズは帳票作成ソフトと、サイボウズの情報共有ソフト(グループウエア)を提供

国内で販売しているソフトを基に、言語や機能を中国の商習慣などに合わせた仕様に作り直す。
中国電信が始めるクラウドコンピューティング事業のソフト流通の仕組みを使い、四川省で抱える約170万社を対象に販売を始める。

日本側の4社はソフト自体の提供、バージョンアップやトラブル対応などの保守業務を担う。
顧客への営業やシステム運用は、中国電信から委託を受けた成都ウイナーソフトが請け負う。

中国電信はソフトの売上からデータセンターの利用料、営業コストなどを差し引き、あらかじめ定めた利率のライセンス料を日本の4社に支払う。

MIJSは四川省で日本製ソフトの利用者を確保し、中国全土への展開を担う考え。4社以外の加盟社のソフトも順次投入する計画。。。』


MIJSのWebサイトを見ますと、目的と基本構想は次のように書かれています。

目的
日本の有力ソフトウェアベンダーが結集し、製品の相互連携を行って海外展開および国内ビジネス基盤の強化を図ります。

基本構想
コンソーシアム内に3つの委員会を運営し、製品の相互連携の枠組みを作り、製品ごと個別に連携を取ってゆく。並行して海外進出のための準備(市場調査など)を行ってゆく。また、SaaSサービスの開始準備を行う。

MIJSは親睦的な会ではなく、参加企業の社長が積極的に当該活動に係わることをことを義務付けています。
言わば、パッケージソフトウエアの海外輸出連携チームで各企業が積極的に参画することが前提になっています。

今回、中国電信との提携が上手く行ったのは、パッケージ製品の品質の良さと現地側の要求に沿った変更を柔軟に且つ迅速に行ったことが要因の一つのようです。
これは、MIJS会員企業の社長自身が当該事業に関わっていることから可能になったと記事に書いてあります。

変更内容の難しさ、必要コストの算出、やる/やらないの判断など首長自らが関わるからこそ、迅速な決断と柔軟な実行が可能になります。
これは、大企業や中堅企業に比べて中小企業がもつ強みの一つです。

昨日(1月29日)のブログ・コラムに以下のように書きました。

国内のITベンダーは、残念ながら上記プラットフォーム構築の役割を担えません。
その代わりに、ITベンダーや関連企業はどのプラットフォームに乗ってどのような事業展開をおこなえば、顧客満足度を最大化して、自社の売上・利益を高められるか考え・実行することが重要です。

技術革新や変化が高速で起こっていますので、本流となる動きをつかんで動くようにすることで対応する必要があると考えます。


上記MIJSは、国内ITベンダーのパッケージ製品の国内販売・輸出を目的に、大手や中堅企業が手を出さない市場を開拓しました。

パッケージ製品を売るプラットフォームは、クラウドコンピューティングや高機能携帯端末などの普及で作られつつあり、販路開拓の敷居は下がってきています。

機器及びソフトウエア製品を売る中小企業の参考・指針の一つとなる動きです。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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