- 河野 祐治
- 株式会社 飲食店繁盛会 飲食プロデューサー
- 東京都
- 飲食店コンサルタント
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
私は、中小個人店の値引き・割引クーポンには懐疑的で、
どこのコンサル先でもほとんどやりません。
必要ないですし、それは、大手の戦略だと思います。
つまり、フックが違うということです。
そもそも、クーポン利用の新規客はリピートしにくのです。
行きつけの店を持ちたいと思って来る人は、ほとんどいません。
「クーポンのあるいろんな店に行きたい」というニーズですから。
【リピートしない新規客が割引で食べて、
そのとなりで、常連客が同じものを定価で食べている】
この矛盾がどうしても納得いかないのです。
「割引するなら常連に対してだろう」と。
特に、ケータイクーポンの場合は、
店の入り口でクーポンを検索している人が多いですよね。
その店に入ることは決めているのに、
「この店はクーポンはないかな?」と検索しているのです。
つまり、クーポンのあるなしに関係なく、
その店に入ることは決めているのに、
必要のない、意味のない割引をしているのです。
もちろん、割引を全面否定している訳ではありません。
「理由がある割引」ならOKです。
○○記念とか、イベントとか、
満席で入れなかったお客様へのお詫びクーポンとか・・・。
また、引くばかりではなく、足すこともありです。
例えば、客単価5,000円のお店で、20%OFFのクーポンだったら
4,000円。つまり、1,000円引きです。
じゃあ逆に、1,000円の商品を足したらどうなるのか?
原価率30%として、売上(=キャッシュ)と粗利がどうなるか?
計算してみると、よく分かると思います。
飲食プロデューサー、中小企業診断士
河野 祐治
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