自院の魅力を伝える広告・広報活動(後編) - 医療経営全般 - 専門家プロファイル

原 聡彦
合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
大阪府
経営コンサルタント

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対象:医療経営

原 聡彦
原 聡彦
(経営コンサルタント)
中井 雅祥
(求人とキャリアのコンサルタント)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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自院の魅力を伝える広告・広報活動(後編)

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こんばんは。医業経営コンサルタント
原聡彦(はらとしひこ)です。

本日は、前回に引き続き自院の魅力を伝える広告・広報活動(後編)、広告の媒体について私の経験から特徴や定量方法についてお伝えしたいと思います。

・電柱広告
電柱広告は、医療機関の道標としての目的で活用するのがよいでしょう。したがって、きちんと道標としての役割を果たしているかどうかチェックして頂きたい。電柱近くの木枝が伸び電柱看板が見えないという状態になっているという事がありました。電柱広告を採用されている医療機関は定期的に電柱看板を確認することをお勧めしています。

・駅看板
クリニックを開業したときに必ずしたほうが良いと言われるのが駅看板です。私見ですが、乳腺外科、形成外科、美容外科など専門特化したクリニックであれば駅看板も認知活動に加え来院の誘導効果に役立ちますが、それ以外の診療科のクリニックでは認知度アップに少しは役立つことはありますが、来院の誘導効果は期待できないと考えています。また、駅看板を掲載する際に注意すべきことは掲載する駅がどういった駅であるかを検討してほしいと思います。終始着駅、通過駅、乗降者数などデータを確認し検討頂きたいと思います。

・タウンページ
コストはそこそこ必要となりますが、診療圏内に転入者が多ければ医療機関を選ぶ際、タウンページを見て来院するケースはまだまだ多いようです。新患が来院された際は必ず問診票などで「何をみて来院されたか」を確認し、効果測定をして頂きたい。

・バス広告
これも駅看板と同じく直接的な来院誘導の効果は見込めないので現在、活用している場合は効果を上記同様測定してほしい。

・郵便局 封筒広告
これも上記と同じく直接的な来院誘導の効果は見込めません。現在、継続して活用している場合は効果を測定頂きたい。

・内覧会
ここ数年の新規開業時には必ず実施している内覧会。地域の方々にクリニックを認知頂くのは効果があります。内覧会にて院長自らの診療理念、医療機器などクリニックのこだわりを自分の口から説明すると記憶に残る事が多いのでストーリーのある内覧会にしてほしい。

・定期的な勉強会・講演会
広告の中では認知活動に加え誘導効果がもっとも高いものになっている。毎月院内の決まった曜日と時間に勉強会を開催する事はたいへんな事ですが、やり続ける事で効果があります。来院患者数の少なさに悩んでいたクリニックの院長が、私どもの提案で半信半疑で院内にて定期的な勉強会を1年間、やり続けたところ、たいへんな成果が出た事例もあります。

以上、広告方法についてまとめました。いづれも効果測定をして継続するか止めるかの判断を頂きたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝!

 

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