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グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
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対象:人材育成

中沢 努
中沢 努
(コンサルタント・研修講師・講演講師)

閲覧数順 2016年12月02日更新

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日経記事;育てグローバル人材 海外留学生に奨学金 に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

1月18日付の日経新聞に、『育てグローバル人材 経団連、海外留学生に奨学金 IBMなど、現法社員 国内で登用』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『産業界でグローバル人材を育成する動きが広がってきた。日本経団連が日本人留学生を対象にした奨学金制度を創設するほか、海外現地法人の社員を幹部に育成する制度を設ける企業も出てきた。新卒者の就職が厳しい原因の一つに、企業がグローバル人材を求める中、若者の内向き志向の強まりがあるといわれる。学生の意識改革につなげるとともに、事業のグローバル化を担う人材確保につなげる考えだ。

日本経団連は2012年度にも海外の大学に留学する日本人学生を対象とした奨学金を創設する。企業がグローバル人材を求めていることを周知し、海外経験を積む意欲向上につなげる。

奨学金は「経団連グローバル人材育成スカラーシップ」(仮称)。人数や支給条件の検討を進めている。支給対象者は経営・経済学や法律などを専攻する学生を想定。語学力や専門知識だけでなく異文化への適応力なども重視する。

政府の国際化拠点整備事業(グローバル30)に採択されている東京大、京都大、慶応大、早稲田大など13大学と協力し対象者を選ぶ。日本人学生のほか在学中の外国人も対象にし、日本企業の国際展開を担う人材の育成・確保につなげる。経団連は会員企業の財団組織にも連携を呼びかける。

NTTデータと日本IBMはそれぞれ海外関連会社の中堅社員を国内に受け入れる人事制度を設ける。海外関連会社との連携を強め、事業部門のグローバル対応を強化するのが狙いだ。

NTTデータは昨年末、独子会社の中堅社員1人を受け入れた。欧米の子会社を中心に年内に追加で数人、来年以降は常時10人程度を約2年間の予定で国内の事業部門に配属する予定。

日本IBMは11年から中国やインドなどを中心に、年間10人程度の幹部候補社員を半年間、国内に配置する。国内の幹部候補社員をチリやチェコなどIBMグループの現地法人に派遣する制度も始めた。

文部科学省がまとめた08年の日本人の海外留学者数は前年比11%減の6万7千人と、ピークだった04年に比べ2割減少した。産業能率大学の調査では「海外で働きたいとは思わない」という新入社員が10年度に49%と01年度より20ポイント増えるなど若者の内向き志向が強まっているといわれる。

一方、企業は新興国をはじめとする海外での事業拡大を成長の原動力と位置付けており、グローバル人材の育成が急務となっている。三菱商事や丸紅などの大手商社が20代の全社員に海外経験を義務付ける新制度を11年春から導入。大成建設は10年度から新入社員を海外の建設現場に送り、経験を積ませる研修制度を始めている。』


国内企業は、大手、中小を問わず今後より一層海外市場で事業展開を行わないと生き残れない状況にあることは明らかです。

国内市場は少子高齢化で縮小傾向にあり、その市場に海外企業が積極的に参入して来ています。
海外市場は新興国中心に伸びており、グローバルな事業展開を行わないと、例えば事業規模の点で海外企業に打ち負け、コスト競争力で差を付けられてしまいます。

海外市場を開拓するときに、当該市場・顧客を理解し、顧客と会話できる人材が必要であることは言うまでもありません。

終身雇用制度が有効だった時代は、大手企業の中には研修プログラムを持っていて、ある年齢になると海外駐在を経験させ、OJT(On-the-Job-Training)で人材育成を行う仕組みを持っていました。

英語や現地語を話せるだけでなく、現地社会の社会構造や状況を理解して、現地のニーズや課題を理解し解決できる、或いは、本社に伝えられる人材が必要です。

現地化を進めるには、海外子会社の経営を任せられる人材も育てる必要があります。


今回の経団連や、NTTデータ、IBMの動きはこの必要性を再認識し、改めてグローバル人材の育成強化に力を入れ始めた動きであり歓迎します。

国内大手企業も色々な動きを見ていますと、海外市場の再開拓に本腰を入れ始めたと期待しています。
大学生や若手社員は、ユニクロや楽天などの動きを見ても、国際化を意識しないと実業界で働けないと理解して、積極的に対応すべき時期に来ています。

何度もブログ・コラムで書いています通り、国内企業は大手中小を問わず海外市場にアクセスしなければ生き残れません。
内向き志向では、必ず淘汰されてしまいます。ガラパゴス化で生き残れる時代ではないと考えています。

上記のような大手企業の動きは、中小企業の海外要員確保にも好影響を与えると期待しています。
グローバルな人材が増え、中小企業で活躍するようになると、海外市場開拓力が向上し、輸出売上の拡大や現地進出がより容易に出来る環境が整います。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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