老親の言葉と幸せなつながり - 老後の生きがい - 専門家プロファイル

高野 まゆみ
コミュニケーション・ファーム 代表
東京都
研修講師

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対象:老後・セカンドライフ

稲垣 史朗
稲垣 史朗
(店舗インテリアデザイナー)
吉野 充巨
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月16日更新

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老親の言葉と幸せなつながり

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  1. 人生・ライフスタイル
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こんにちは。
最近、60歳を過ぎた 私達の親世代の声を聞きました。

Bさんのお母さんは 弟さん夫婦と 同居をしていました。
お孫さんも2人 一緒に暮らしていましたが
昨年 その家を出て、老人施設に自分から入ることを
選びました。

足が弱っていたので あまり外出ができなくなって以来
友達との交流が もてなくて
同居の家族は 忙しい時間の中では
ゆっくり話をする 時間もなく
友達が ほしかったのでしょう。

今は 施設で、同じような年齢の方と
1日3回の食事と2回のおやつの時間
それに加えて 小さいイベントや習いごとをして
楽しんでいるそうです。
以前に比べて 動く機会も増えて、足もだんだん動くようになり、
表情や言葉まで 前向きになりました。

話をする人 聞いてくれる人がいることが
Bさんのお母さんの生きる力になっているようです。
Bさんとその弟さんは 「ちょっと行き来できる 普段の近所の付き合いは大事だね。」
と話しています。

さて、Aさん家族の お正月の出来事です。

子育てに忙しいAさんは ご両親と 少し離れたところで 暮らしています。
お正月は Aさんのお母さんは お父さんの病気の介護で大変でしたので、
たまには・・・
ということで ご両親だけ ホテルでお正月を過ごす計画に
決めていました。
お母さんに お正月くらいは ゆっくりしてもらおうとの気持ちです。

ところが、その前日になって お父さんの血圧が上がって
体調が思わしくありません。
無理は禁物と 結局 前日になって、両親のホテル宿泊は
中止になりました。

でも、お正月の準備が 全くありませんし、もう 間に合いません。
すると 急な話に、Aさんのお兄さんが
「うちに来れば?」と
声をかけて Aさん兄弟の家族との新年会に 両親も参加をすることに
なりました。
親戚が一同集まって 子どもたちもいて にぎやかです。

Aさんが お父さんを見ていて 一番驚いたことは
とっても 楽しそうな表情をしていたことでした。
普段は病弱なこともあって 「疲れた~。」と言って 仏頂面で
笑うことも なかったお父さん。

この時ばかりは Aさんたちが 料理を作るのを 見に来たり、
「いろいろ変更をして ごめんね。」と言ったり
久し振りに笑ったお父さん。 
あとからも とても感謝したそうです。

それを見て Aさんは 思いました。
「ああいう事が 嬉しいんだ。
父のことが 見えてなかったな~。」と。
時々 実家に通い 話を聞いていたAさん自身も
気づくことがありました。

急な事態だったことも お父さんにとっては
幸いなギフトになりました。
笑い声が聞こえたり 人の関わりが たくさんあるところが
良かったのですね。

心のつながり。大事ですね。
ちょっとずつ 助け合って 相手を理解して 
無理ではないくらいの協力をし合って・・・
そんなふうに つながり 支えあえることが
老親だけでなくて みんなの幸せではないかしら・・と思いました。

 

 

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