日経記事;炭素繊維オールジャパンで巨大市場に挑む に関する考察 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

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日経記事;炭素繊維オールジャパンで巨大市場に挑む に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

1月16日付の日本経済新聞 電子版に、『炭素繊維、オールジャパンで巨大市場に挑む 量産車向け、新興国の追い上げに対抗』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『鉄より軽くて丈夫な「炭素繊維」の技術開発が国内で加速している。航空機の機体や建材などに続き、巨大な需要が期待できる量産車への応用が見えてきたからだ。課題は加工しやすくて効率生産が可能な新技術の実現。日本はこれまで世界をリードしてきたが、各国に対抗するため、産学がタッグを組んで実用化を急ぐ構えだ。

炭素繊維は鉄と比べると重さは4分の1で強度は10倍。軽くて丈夫なので、軽量化の切り札として航空機の機体や橋脚補強などの建材、スポーツ用具などに使われている。

ただ、炭素繊維そのものは黒くてしなやかな糸。機体や建材のような構造部材として使うには、炭素繊維を束ねて樹脂で固める必要がある。そこで問題になるのは樹脂。これまでは加熱してじっくり固めるタイプの樹脂しか使えなかった。

機体などの部品に応用する場合はまず、黒い炭素繊維を型の形に沿って並べる。次に樹脂を型に流し込み長い時間をかけて加熱し、樹脂を固める。その後、冷やしてから型をはずしてようやく完成だ。

加工しにくく時間がかかるが、機体や建材のように、軽くて丈夫なことを最優先とするのなら問題はない。だが、鉄板をわずか1分でプレス加工して車体を組み立てていく量産車にはこのままだと使えない。東レ、帝人、三菱レイヨンの世界最大手3社は、それぞれ鉄並みに加工しやすい次世代の炭素繊維複合材の実用化を目指している。

共通しているのは樹脂の変更。加熱すると軟らかくなり冷やすと再び固まる樹脂を、炭素繊維とあらかじめ合わせておく。この複合材なら型を使って数分でプレス加工でき、製造コストを大幅に減らせる。しかも、複雑な車体形状も作ることができるうえ、樹脂を溶かせば部品同士をくっつけられる。まさに「鉄と同じ」素材の実現を目指している。』


私は、日本を拠点に開発・設計・製造・輸出し続けている中小企業を支援しています。
日本の市場・経済構造を考えると、これからの中小企業は国内だけでなく海外市場に積極的に売り込んでいく必要性を感じているためです。

輸出を行う中小企業の数が多くなると、結果として外貨を稼ぎだして資源や食糧を輸入する原資を確保することにつながります。

中小企業が円高や海外企業との競合の中で輸出を伸ばし、収益を確保していくために必要なことは以下の通りと考えます。

・徹底的に差異化できる技術・製品をもつ
・海外市場・顧客に適合した製品開発力をもつ
・大手企業が興味を持たないがしっかりとしたニーズ・市場性がある市場や顧客をもつ
・海外市場の販路をもつ


上記記事の炭素繊維は、小型軽量化と耐久性向上の可能性をもつ次世代の素材になる可能性を秘めています。
これをオールジャパン企業で量産車向け用途に開発できれば、その応用範囲は広く国内企業に大きな影響を与えます。

鉄と同じ炭素繊維が出来れば、素材産業とその応用製品に革命を起こす位のインパクトがあると考えます。

中小企業だけでは炭素繊維革命につながるエネルギーを生み出せませんが、大手企業や大学研究機関との連携で次世代炭素技術が確立されれば、中小企業にもその応用分野で貢献できる可能性は多いにあります。

空洞化を防ぐといった後ろ向きの姿勢では無くて、前向きに新技術・新製品を開発し、新規市場・事業を立ち上げて国内及び海外に売っていく積極さが国内企業に求められていると考えます。

前向きに自社技術や製品を武器に海外に売り込んでいく中小企業経営者と伴走しながら、支援を続けていきます。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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