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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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閲覧数順 2016年12月02日更新

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花粉症もぜんそくも怖くない!?アレルギー体質改善大作戦(2)

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  1. 心と体・医療健康
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  3. 疲れやすさ

(続き)・・ぜんそくは適切な緊急処置をすれば比較的落ち着きやすい病気ですが、重積発作と呼ばれる重度の発作を起こすと呼吸困難に陥り、最悪の場合は死に至ることもある恐ろしい病気でもあります。しかも一見軽い発作に見えても、油断すると大きな発作や重積発作に至ることもあるため、緊急時はもとより普段からのしっかりした治療と体調管理がことのほか大切です。そのため患者は日常的に用いる内服薬や吸入薬、あるいは発作時に用いる内服薬や吸入薬が片時も手放せません。

ぜんそくの患者数が増えている理由としては、排気ガスなど環境の悪化、タバコの習慣などが原因とする説が以前からありましたが、最近注目されている見方としては家屋の構造の変化があります。昔に比べて近年の住宅や職場では家屋の機密性が高まって風通しが悪くなったため、建材に使用する化学物質やカビ、ダニなどがぜんそくの増加に寄与しています。また特定の食材を食べた後にぜんそく発作を誘発する例が多いことから、食生活の変化や現代人の体質の変化とも無関係ではありません。

さらに最近目立つ病気としてはアトピーがあります。アトピーはしつこい痒みを伴う慢性の皮膚の湿疹で、多くはアレルギーの要素があります。主に乳幼児が罹患し殆んどの人は成人するまでに治癒しますが、最近は成人後まで遷延したり大人になって新たに発症する人が後を絶ちません。皮膚の痒みは本当に辛くてどうしても引っ掻いてしまいますが、掻くことによって皮膚が傷つき、刺激を受けてかえって痒さが増すという悪循環になってしまいます。

アトピーの直接の原因としては皮膚への何らかの刺激が挙げられます。汗、皮脂、皮膚の垢、細菌、カビ、ダニ、薬品、石鹸といった皮膚に付着するものから、卵や牛乳といった食材や薬品などが原因となり得ます。そのような刺激は日常的にあるので皮膚の痒み自体は誰にでも発生しますが、そこで慢性的に痒みが発生し、それを絶えず掻くなどして皮膚のバリアが破壊されると、汚れや細菌、ダニなどのアレルゲン(アレルギーの原因物質)が皮膚内に侵入し、本格的なアトピー性皮膚炎に発展します。

アトピーの治療の原則は、痒みの軽減と皮膚の保護、保湿、清潔を保つことなどです。こまめにシャワーを浴びるなどして汚れを落とし、炎症を抑える軟膏や保湿剤を皮膚に塗布し、むやみに掻かないことが大切です。また原因となるアレルゲンは極力除去することも必要です。アトピー増加の理由に関しては、住宅内にダニやカビ、化学物質などのアレルゲンが増加したという環境面の要因が指摘されていますが、花粉症やぜんそくと同様に、現代人自身の体質の変化という側面も無視できないようです。

花粉症、ぜんそく、アトピーという3つの病気はアレルギー性疾患の代表格としてよく引き合いに出されますが、いずれも近年とみに増加傾向で、しかも特定の年齢層を逸脱して広い世代にみられる病気になりつつあります。これらの病気が広がりを見せているのは、アレルギーという現象がいかに蔓延してきているかを物語っています。それでは現代に於いてアレルギーが蔓延している原因とはいったい何でしょうか?それには「アレルギー」および人体の「免疫システム」について理解することが大切です・・(続く)

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