食品安全マネジメントシステム審査の大至急ご準備を! - ISO22000・食品安全マネジメント - 専門家プロファイル

前谷 加奈
ロジ共働促進株式会社 代表取締役
千葉県
ISOコンサルタント

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:ISO・規格認証

人見 隆之
人見 隆之
(ISOコンサルタント)
人見 隆之
人見 隆之
(ISOコンサルタント)
人見 隆之
人見 隆之
(ISOコンサルタント)
人見 隆之
(ISOコンサルタント)
人見 隆之
(ISOコンサルタント)

閲覧数順 2016年12月09日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

食品安全マネジメントシステム審査の大至急ご準備を!

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. ISO・規格認証
  3. ISO22000・食品安全マネジメント
食品安全

現在、日本の食生活において「安全・安心」と書かれていても「どの様に安全に製造されているのか」「なぜ、安心して購入出来る食品なのか」が明確になっていなければ、何を基準として購入すべきなのか、どの商品を口にして良いのかわからない状況になっています。


そこで、ISO22000という食品安全マネジメントシステムが2005年にリリースされました。この規格は、食品に関する「当たり前品質」の食品安全の側面を扱う規格です。

上記のマネジメントシステムにおいては、食品安全を科学的な根拠を持って説明責任を果たしたいと考えている組織や、通常ありえない外部からの攻撃に対する防衛(悪意のある食品安全ハザードの防止=フードディフェンス)を整備する為の基礎として積極的に活用出来る規格です。

 

既に、総合衛生管理製造過程承認制度(通称:マル総/日本版HACCP認証とも言われます)ではフードディフェンス等までは可視化出来ない上、この制度では、現在6種(乳、乳製品、魚肉練り製品、食肉製品、容器包装詰加圧熱殺菌食品(レトルト食品)、清涼飲料水)のみが対象になっています。

上記に当てはまらない製造食品等に関しては、基準が存在せず、マル総だけでは「製造前後の関係」までは明確化されていなくとも「安全性」が証明出来ないのです。

====================================

ISO22000に関しても4大要素が存在します。

1.相互コミュニケーション

2.システムマネジメント

3.前提条件プログラム

4.HACCPの原則

====================================

「相互コミュニケーション」については、製造における前後関係を明確化出来るといった利点があります。そして、前提条件プログラム・HACCPの原則については、フードチェーンにおける全ての業種に要求され、特にHACCPの原則において「化学的・生物的・物理的」に製品や流通に関し、根拠を持ってHACCPプランを作成する為、より明確化する事が出来るのです。


この様に食品に関連する全ての業種が認証取得出来る為、昨年から国内の大手小売店等に変化が起こり始めています。


「3」の前提条件プログラムというのは、最終製品や安全な食品の生産・取扱い・提供に関し、不可欠かつ適切な、衛生環境を維持する為に必要な基本条件や活動を求めています。この部分が、食品製造に関しては「もっと詳細かつ明確に、そしてバイオテロや製品情報が消費者に認識出来る事まで、内容を明確にしてほしい」と更なる安全性の可視化のシクミを求める動きが出てきています。

売り手側にとっての「顧客重視」の視点が、ここにも存在しているのです。


その為、食品製造における技術仕様書という事で、PAS220(ISO/TS22002-1の邦訳版とほぼ同様内容)という更に製造工程の範囲において、絞り込んだ要求事項が盛り込まれた仕様書が発行されています。この内容については、運用面以外にもハード面(建物)に関しての要求事項も含まれています。

既に、この上記のPAS220(TS22002-1)における要件が整備されているかが商品の取引条件の1つに含まれている小売店もあります。

====================================

そして更に、ISO22000+PAS220と追加事項を合わせた審査を行ない、FSSC22000というGFSI(Global Food Safety Initiative:世界食品安全会議)によりベンチマークとされている食品製造業に関連する基準認証を取引条件にしようとする動きが出てきています。

このGFSIの会議は、国内外問わず招待された小売店やメーカーが集まりカンファレンスを行なっています。日本の小売店、メーカーも招待されているのです。現在GFSIは適用範囲として

・加工食品の製造・流通

・保管及び一次生産の処理・一次生産、農業(穀物、フルーツと野菜)

等を大まかに挙げています。

====================================

国内事情としては、上記の加工食品の製造に関する企業・団体がFSSC22000をGFSIより認証・取得に向けて動き出しています。かなりFSSC22000は要求事項が深くなる為、ハード・ソフトの両面から適合させる「シクミ」を創り上げるまで、時間がかかる可能性があります。


FSSC22000は昨年は一部の審査機関のみでの対応でしたが、今年は複数の審査機関で対応する予定です。是非、一度内容をご確認し、早急に準備していただきたいと思います。

このコラムに類似したコラム

日本の食品安全」の品質について考えてみよう!(下) 前谷 加奈 - ISOコンサルタント(2011/01/21 16:10)

「日本の食品安全」の品質について考えてみよう!(中) 前谷 加奈 - ISOコンサルタント(2011/01/19 16:23)

「日本の食品安全」の品質について考えてみよう!(上) 前谷 加奈 - ISOコンサルタント(2011/01/18 20:37)