「八日目の蝉」(角田光代/中央公論新社)
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「八日目の蝉」(角田光代/中央公論新社)を読んだ。
映画化された「空中庭園」は見ていたが、小説は初めて。
郊外の空虚な家族を描いた「空中庭園」(主演:小泉今日子)は映画化された時に、
ホンマタカシが広告用の撮影をしていたこともあって見にいった。
家族のあり方が変化してきているので、
建築の業界でも間取りを考え直すべきではないかということもあったので、
あり得る話しだと思えてスッと入っていけた記憶がある。
「八日目の蝉」は最初の2ページでいきなり引き込まれてしまって驚いた。
犯罪者が主人公で話しが始まるのが、非日常的だったせいか終わりまで一気に読んでしまった。
巻末に読売新聞の夕刊連載と書いてあったが、
そんな訳で初めから終わりまで間延びしていないのだろうか?
それに角田光代も同世代にあたるので、ジェネレーション的な感覚が合うのだろうか?
こちらも、家族とは?というテーマだと思うが、
血縁よりも強いつながりがあるという意味で、
改めて建築の空間も考え直せるのでは?と思った。
「八日目の蝉」は既にNHKでドラマ化されているが、
今年は「空中庭園」では愛人役だった永作博子主演で映画も公開になるとのことで、
かなり期待してしまう。
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