私は中小企業に勤める30代後半中堅管理職女性です。
という方から、ご質問を頂きました。
分かってもらいたいと思って表現して
5年も続けてきた結果、
上司たちとのいらぬ関係悪化につながっています。
(この男性上司達は外部のセミナーはおろか
社員の話をまともに聞かず
会議を開いて聞いたふりだけしています)
男女の違いをお互いに理解しあって、
お互いに表明を受け止めて「対処」していかないと
一方的に対処してほしいと思っていても
現状はかわらないなあと感じています。
どうしたら男性がその違いに気づき、
認めあい、小さいうちに対処しなきゃ
となるのでしょうか?
ヒントがあれば教えていただけると嬉しいです。
メールセミナーに、このうような質問がきました。
あれれ?
前にも似たような質問がきたような・・・。
「Q様からの質問 男性には単刀直入に・・・」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1598234154&owner_id=781298
以下、回答を書きました。
長文ですが、どうぞ。
今回の質問を読んでいて思うのは、
「お互いの違いを理解する」の
解釈に問題があるようです。
女性は、
「お互いの違いを理解する」のは
「協調していくこと」と考えいるのですが、
男性にとって
「お互いの違いを理解する」ことは、
「ただ違うと認識する」という意味ですからね。
つまり、女性は
「あなたの考えと、私は違う考えを持っています」
と伝えたら
男性から
「そう、違うんだ」
「だったら、どこで一致点を見つける?」
と歩み寄ってくれると考えています。
しかし、そんな男性は、ごく少数です。
大体は
「ふ~ん。そういう意見があるんだ」
で終わり。
一致点を見つける必要性がわからないのですから、
歩み寄ってこようという気が起きません。
では、男性が女性に歩み寄るのは
どんな時でしょうか?
それは・・・
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ズバリ!
歩み寄ったほうが得策な時です!
社会的に鷹揚さをアピールしたい時
立場として歩み寄っておかないとマズイ時
ここは譲ってしまったほうが良い時
個人的に相手に好意がある時
などなど。
社会的なことから、
個人的なことまで、
歩み寄る行動が必要と考えた時です。
ですので、
「男性がその違いに気づき、
認めあい、小さいうちに対処しなきゃ」
にするためには、
1.違いに気がついたほうが得よ。
2.違いに気がつかないと損よ。
3.小さいうちに対処したほうが得よ。
4.小さいうちに対処しないと損よ。
と動機づけしましょう。
たとえば
「女性社員を上手に扱う方法お教えしましょうか?」
「私が○○さんの言うことを聞くようになるとしたら?」
「売上が10%下がったのは、女性客が逃げたからですよ」
「ちょっと伝えたいことがあるので、ビールおごります」
「ここで女性社員を上手く使えたら部長に出世しそうですね」
「女性社員の不満を放っておいて、評判を落とした会社があるんですよ」
などの言い方です。
対処の方法も、歩み寄り方を具体的に教えましょう。
たとえば、
「10分間は黙って聞いてください」
「お互いが妥協できる点を見つけてください」
「○○と△△の入った解決策を考えてください」
「良かった点も意見として言ってください」
という感じです。
女性は具体的な行動を指示するが下手ですが、
男性にして欲しい行動は
具体的に指示するようにしましょう。
ただし、男性は上下関係に敏感ですから、
立場が上でない限り
要求や強制と感じさせないように
お願いモードで伝えてうのがコツですよ。
以上、今日は、女性側の対処方法をレクチャーしました。
女性感情マーケティングは、
女性客に、もっと売る方法ですが、
女性感情マーケティングを実行したほうが「得」。
女性感情マーケティングを実行しないほうが「損」。
それを、男性経営者様へ分かっていただくのに
女性の私が気をつけている点を今回書きました。
実証済みの方法ですから、
ぜひ試してくださいね。
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