2011年からのWeb戦略 どうなる!? - Webサイト戦略 - 専門家プロファイル

鮎飛 龍男
有限会社ムーブ・フォーエイト マーケティング・プランナー
岐阜県
Webプロデューサー
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2011年からのWeb戦略 どうなる!?

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IT業界は以前から「ドッグイヤー」と言われるように、成長の早いのが特徴です。
(犬の1年は、人間の7年分に相当するところから言われている)

昨年も、Twittr、U-STREAM、iPad、スマートフォン・・・といろんな新技術やサービスが登場し、「ついて行くのが大変!」と思った方も多いでしょう。
2011年はどんな年になるのでしょうか?

もちろん、いろんな技術革新もあると思いますが、ここでは本質についてご案内しようと思います。

インターネット活用は成長期を超えた!?

全ての商品やサイクルには「ライフサイクル」がある。
詳細は前文のリンクから図をご覧ください。

インターネット活用は成長期を超えました。

え!ホント?

それは、こんなことからお分かり頂けると思います。
タイムマシンに乗って、少し前の時代に行ってみましょう。

インターネットのはじまりから現代

インターネットの起源をたどると軍事用途まで遡ります。
ここから話してもややこしいので、商用利用からご案内しましょう。

日経グループのインターネット関連記事が急に増えだしたのが1994年です。この年から換算すれば17年目ですね。
ちなみに弊社がインターネット事業に着手したのが1995年です。初めてつくったホームページは、いまでも現役としてWeb上にあります。

1997年頃より利用者増がスピードを上げ始め、政府の政策もあって商用ホームページもどんどん増えていきます。
「E-ジャパン」という言葉を覚えている方もいらっしゃるでしょう。2000年のことです。「5年以内に世界最先端のIT国家となることを目指す」と明言されていましたが、2011年の今、どんなふうにお感じでしょうか。
自治体が取り組んだ「IT講習」もこの時期です。結構年配の方が受講し、インターネット利用者の年齢層を広げたと言われています。
商工団体でも「中小企業のためのEC入門」という講習をすすめました。私も地元商工会議所で講師のお手伝いをしました。

こういった背景も手伝って、急速に商用ホームページはどんどん増えていきます。正に「成長期」の時期です。

成長期の時代とは

成長期の時代は「売り手市場」です。
売り手市場ですから、効果も出やすく、うまく工夫することが効果に直結しました。
(もちろん、工夫の無いものは効果は出ません)

特に、成長期の初期には「カリスマ・ネットショップオーナー」が生まれ、メディアを賑わしていましたね。
その良い話に目を奪われ、我も我もと更に商用ホームページは増えていきました。

インターネットの利用者もどんどん増えて行きました。利用者が増えると言うことは市場が拡大するということ。
売り手市場で、利用者が拡大している時代ですから、そりゃ効果が出やすい時代でした。

成長期を超えたインターネット活用

総務省の発表によると、2009年現在のインターネット利用者は9,408万人、人口普及率は78.0%です。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h22/pdf/m4010000.pdf

インターネットが不要な人、利用できない人を考慮すれば、ほぼ必要な人にはだいたい普及した感があります。一気に普及しただけに、今後の伸びは水平飛行となります。
つまり、利用者の大きな拡大はこれからは見込めません。

利用者も、「利用してみたい」という体験欲求を卒業し、手段の一つとして活用しています。特別意識はありません。
特別意識が無いと、必要な時しか使わない頻度になっていきます。

こんな現象も起きています。
とある業種のWeb担当者から、数社同様なコメントを昨年頂きました。

「近年はインターネットからの予約数の伸びが鈍くなっている」

これまで順調よく毎年伸ばしてきましたが、伸びの速度が鈍っていると言うのです。
このグラフをイメージすると、ライフサイクルで言う成長期を超えた時点に当てはまります。

インターネット活用は成長期を超えたことがここでも伺えます。

成長期を超えた時代の戦略

成長期の波に乗るというのは、経営戦略上正当な手段です。
成長期を超えたものの次はどうしたらよいのでしょうか。

その方法は2つあります。
1.自分で新しい成長の波を起こして、それに乗る
2.Web活用の立ち位置を見直して活用する

1.自分で新しい成長の波を起こして、それに乗る
携帯電話の販売不振が続き、救世主として現れたのが”スマートフォン”です。スマートフォンは新たな成長の波と、大変期待されています。
つまり、新しい波を起こすとはこういうことです。
これはメチャメチャ難易度が高いです。この可能性を持っている会社は千に3つ、いえ万に3つくらいでしょう。

2.Web活用の立ち位置を見直して活用する
インターネットは、「積極的に使ってみたい」ツールから「必要な時に使う」ツールとなりました。
成長期では、「インターネットで買い物をしてみたい」という経験欲求の人がたくさんいたので、待ちの体制でも意外と売れて行きました。
成長期を超えた今、インターネットは購入、調査等の選択肢の一つでしかありません。
「やっぱり、物を見ないと購入に踏み切れないな」といった、経験からインターネットで買わないという選択もするようになっています。
これからは、「使うのが必要になる」よう、仕組みの中に組み込んでいくことが重要になります。
つまり、「待ち」から「攻め」への戦略に変更する必要があるのです。


「待ち」から「攻め」へ

成長期のインターネット活用では「待ち」の戦略でもうまくいきました。なぜなら「売り手市場」だから。
しかし、成長期を超えるとその立場は逆転します。「買い手市場」となります。

日本の会社のホームページは一体いくつあると思いますか?
星の数ほどありますよね。探す方が大変です。こんな状態ですから、見つけてもらうのが大変です。

「そうだ! 検索結果で1位になればいいんだ! SEOが大切なんだ!」
いえいえ、慌てないでください。
SEOは「待ち」戦略の代表選手です。検索してもらうのを待つしかないんですから。

「買い手市場」では「攻め」の戦略が重要です。

日本経済はライフサイクルで言えばどこだと思いますか?
そう、成長期をとっくに超えていますね。リアル商売でも「攻め」が重要です。

リアル商売でも「攻め」、Web活用でも「攻め」。
全体的な「攻め」の戦略を立てる必要があります。

「攻め」ですから、こちらから出かけていくことです。
どこに? ターゲットに、です。

当然、ターゲットが定まっていなければ攻めようがありませんね。
ターゲットの絞り込みは今まで以上に重要になります。

「攻め」の戦略で仕組みを作る。

これが、今年のインターネット活用の重要なポイントとなります。
仕組みを作れないところは淘汰されていくでしょう。
仕組みの中に、インターネットにどのような役割を与えるか。

さ、今年が勝負です!!

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