レセコンデータを診療所経営に活用する視点(パート1) - 診療所の経営と開業 - 専門家プロファイル

原 聡彦
合同会社MASパートナーズ 医業経営コンサルタント
大阪府
経営コンサルタント

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対象:医療経営

原 聡彦
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2016年12月06日更新

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レセコンデータを診療所経営に活用する視点(パート1)

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こんにちは。医業経営コンサルタント
原聡彦(はらとしひこ)です。

レセコンには、診療所の経営分析に役立つデータが眠っている。実患者数・延患者数の合計値を時系列で見れば、患者人数の推移がはっきりとわかる。また、「診察(指導・在宅)」「投薬」「検査」など、各診療行為別の単価の推移と診療行為別の点数構成比率を確認すれば自院の診療スタイルがはっきりと認識できる。

これらのデータは、経営状況を客観的に把握するための重要な指標となり、弊社では診療所経営の改善策を検討する上で、レセコンデータの分析は不可欠であると考えております。

本日からレセコンデータを見る上での視点を2回にわけてお伝えします。


視点1.実患者数と延患者数の推移を確認
 レセコンから入手できる経営データの中で第1にチェックすべき項目は、実患者数(レセプト枚数)と延患者数(診療実日数)の推移です。仮に患者数が減少傾向であれば、実患者数と延患者数の推移を確認し、どちら の数値が減っているのかがわかれば、原因も想定しやすくなる。この両者(実患者数と延患者数)のデータを同じグラフ上に表示すれば、相関関係もつかみやすいだろう。

 
視点2.実患者数減であれば診療圏調査を
実患者数の減少は、通常、初診患者の減少あるいは、リピート患者の減少のいずれかを示していると考えられる減少幅が顕著なのであれば、地域別のレセプト枚数の推移を追ってみたほうがよい。

特定の地域で減少しているのであれば、競合施設の影響であるのが一般的である。新しい診療所ができれば、多少の影響は致し方ないが、特定エリア内で長期間通院していた患者が来院しなくなったら要注意である。仮にそうした例が目立つようであれば、将来的にもその地域の患者を奪われてしまう可能性が高い。

卸の営業マンや診療圏内に住んでいる知り合い等を通じて競合施設に関する情報を入手し、患者減を防ぐための対策を講じる必要がある。また地域別の来院患者数のデータは、広告を考える際にも活用できる。

患者数の少ない弱いエリアに集中的に広告を出すといった方法もあれば、逆に患者が安定している地域については、電柱広告やカンバンなどの本数を減らす考え方もあります。


本日のところは以上です。レセコンデータを見る視点は明日もお届けします。

最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝!


 

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