日経記事;三菱自,スズキから小型車調達OEMで年1万台に関する考察 - アライアンス・事業提携 - 専門家プロファイル

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日経記事;三菱自,スズキから小型車調達OEMで年1万台に関する考察

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皆様、
おはようございます。グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

12月24日付の日経新聞に、『三菱自、スズキから小型車調達 OEMで年1万台 提携戦略を加速』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。
本ブログ・コラムでは、時々自動車業界の提携状況について取り上げて書いています。
これは、中小企業にとってこのような提携の動きは自社事業展開のやり方の参考になると考えていることによります。

記事の主な内容は以下の通りです。

『三菱自動車は24日、スズキから小型車「ソリオ」の供給を受けると発表した。需要が拡大する小型車の品ぞろえを増やし、国内販売をテコ入れする。スズキは三菱自への車両供給で国内工場の稼働率を高める。三菱自は日産自動車と軽自動車の共同開発や車両の相互供給拡大で合意したばかり。縮小が続く国内市場での生き残りに向け自動車各社の提携拡大の動きが一段と加速してきた。

スズキが来年1月に全面改良するソリオをOEM(相手先ブランドによる生産)調達する。年間の調達台数は約1万台となる見通し。三菱自は一部変更を加え、来春から全国約700店の系列販売店で販売を始める。スズキの田村実専務は「供給車種を広げる考えはない」と説明した。

三菱自とスズキはインドネシアで小型商用車を共同開発するなど、すでに海外では協業関係にあった。国内では初の事業提携となる。スズキは米ゼネラル・モーターズ(GM)の日本法人向けに旧型ソリオをOEM供給していたが、今夏には同車種の生産を終了。三菱自への新型車供給で生産拠点である湖西工場(静岡県湖西市)の稼働率を安定させる考えだ。

スズキが24日発表した新型ソリオはエンジン排気量が1200cc。大人5人が乗れる小型ワゴン車タイプで、ガソリン1リットル当たり22.5キロメートルの走行が可能と燃費性能を高めた。価格は138万2850円から。

三菱自は経営資源が限られるなか市場動向に合わせて自社開発車を短期間に投入するのは難しいと判断、OEM調達を拡大する戦略を鮮明にしている。日産から商用車の供給を受けているほか、新たに上級セダンを調達することで合意した。さらにスズキからの調達で手薄になっている小型ワゴン車を加える。。。』


今回の発表は、ハイブリッド(HV)や電気自動車(EV)を持たない中堅自動車会社同士の提携に関するものです。
HVやEVを持たない自動車会社は、将来、販売不振に陥るリスクがあります。

足元では、燃費の良い軽自動車や小型車は、国内及び海外で売れています。
従いまして、当面の策として、軽自動車や小型車のラインナップを強化して売上拡大を図りながら次の一手を取る方策だと予想しています。

現在の自動車業界は、かってのM&Aブームからより柔軟に決定・行動が可能な提携・連携を活用して、お互いの事業基盤を強化する方針で動いています。

中堅自動車会社同士ではお互いに以下のメリットがあり、「Win/Win」関係が成り立ちます。
・三菱自は製品ラインナップの強化が出来ます。
・スズキは小型車を三菱自に供給することにより売上拡大と工場稼働率の向上が図れます。スズキは既に日産やマツダにも軽自動車供給の提携を結んでいます。

上記提携は、お互いのメリットが見いだせる限り続くと考えます。
自社の開発リソースは得意分野に集中して行い不足する分は、他社からOEM供給してもらうやり方です。

軽自動車や小型車の価格帯は、HVやEVに比べると現時点では安いので当面直接的な影響は受けにくいと考えます。燃費も向上しており、今後とも安定した需要が見込める分野です。


現在の自動車業界での提携関係は、ホンダを除く国内企業がお互いのメリットが見いだせる形で作られており、HVやEVを持たないスズキやマツダも市場環境に応じて提携先からOEM供給してもらえる構図になっています。
スズキは、三菱自或いは日産から、マツダも日産、三菱自から供給される可能性があります。

当然、国内だけでなく世界市場でも可能性とメリットがあれば行うことになります。

中小企業もお互いに無いところを補完しながら、売上拡大を目指すことが可能です。
私の周りでも、提携・連携を巧みに使いながらお互いに助け合って事業拡大を図っている中小企業が多くなっています。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

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