犬、猫のダイエット パート2 - ペットの食事・栄養 - 専門家プロファイル

アレス動物医療センター 院長
富山県
獣医
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犬、猫のダイエット パート2

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健康管理 ダイエット

 昨日はクリスマスイブ。
 ケーキやディナーでちょっと食べすぎちゃったという方も多いのではないでしょうか。
 ちなみに私は救急で帝王切開の手術が飛び込み、お漬物をごはんでかきこみ、病院に飛んでいく羽目になってしまいました。
 まったくイブらしくない夜、幸せな皆さんに対し、やっかみ半分で今回もダイエットのお話です。
 
 前回はダイエットのためにはまず、目指すべきベスト体重を主治医の先生に教えてもらい、それに合ったフードの量をきちんと計ってあげましょうというお話でしたが、今回はそれでも駄目な場合は、というお話です。
 
 まずお試しいただきたいのは、食事を1日3回に分けるということです。
 日常の世話で言うと、毎日2食のほうが楽でしょうが、本当は体の小さいいきものほど、代謝が速く、まめに食べなければいけないものです。
 ワンちゃんやネコさんは、ある程度飢餓状態を我慢できる機能が体に備わっているとはいえ、1日2食ではなく、3食のほうが体への負担も少ないのです。
 
 人間もそうですが、まとめ食いは肥満の元、というやつです。
 飢餓状態が続くと、食事を採るときに脂肪として体に蓄積させ、更なる飢えに備えようとします。
 ですから、本当はまとめて2回食べるよりも、小分けに食べたほうが脂肪が蓄積しにくく、燃焼されやすいわけです。
 
 たとえば今まで1日60gを2回食べていた子は、40gを3回与えれば、1日量は同じ120gになります。
 「1日3回といっても、お昼は仕事で無理」と思われるかもしれませんが、理想は朝、昼、晩ではなく、朝、夕、深夜です。
 
 24時間を3等分すると、8時間ごとということになりますので、例えば朝の8時に食事を与えたら、次は16時、その次は24時ということになります。
 もちろん16時が無理なら17時や18時になってもしょうがないでしょうし、24時が無理なら22時でも良いでしょう。
  
 このお話を患者さんに伝えると、だいたい次に「そんな夜遅くに食べて良いのですか?」と聞かれます。
 良ぃーんです!
 だってワンちゃんもネコさんも、どうせ朝ごはん食べても、昼ごはん食べても、すぐ寝てるんですから。
 そもそも人間みたいに、食事をとったら3時間は寝てはいけない、なんて考えていません。
 
 逆に食事が2回だったり、あるいは夜ごはんから朝ごはんまでの間隔が長すぎて、お腹の空きすぎで朝ごはん前に黄色い胃液を吐いちゃう子がいるくらいです。
 
 そしてもう1つダイエットとして大事なことは、当たり前かもしれませんが、おやつを与えない、ということです。
 これは人間のパンや、ビスケットなどだけではなく、ワンちゃん用のジャーキーやガム、ビスケットもそうですし、キャベツなどの野菜や、リンゴなどの果物ももちろん含みます。
 要は水とドッグフードのみ。
 あとは一切なしです。
 
 もちろんベスト体重の子が、ごく少量のおやつをご褒美に貰う分にはよいでしょうが、これはあくまでダイエットの時のお話です。
 
 ではしつけのご褒美などはどうするのか?というと、それはドッグフード(またはキャットフード)で良いのです。
 ワンちゃんたちは「よくできたねー」と頭をなでてもらいながら、何粒かのフードをもらえれば、十分喜んでくれます。
 彼らは飼い主さんとのコミュニケーションを求めているのであって、そこで味の濃いものを与える必要はないのです。
 
 そうすると、基本のダイエットを総括すると次のような感じになります。
1. 主治医の先生にベスト体重を教えてもらう
2. それに合った1日のフード量を調べる(あるいは主治医の先生に決めてもらう)
3. その量を朝に1回計り、保存容器などに取り分ける。
4. 目分量で良いのでその保存容器から3分の1ずつ食事を与える。
5. ご褒美は、その保存容器から与える(その分晩ごはんが減る)。

 小さい保存容器などなら、それに規定量を測りとり、保存容器に印をつけておくと、毎日グラム測定しなくて楽かもしれません。

 私なんか、昼ごはんを楽しみに、朝の仕事を頑張ってるくらいです(それはそれでさみしい話ですが)。
 ワンちゃんやネコさんにも同じ喜びを与えてあげてもよいのではないでしょうか。

 次回は、これでもダイエットが無理だったら!という最後の手段です。
 ご興味のある方は、またお立ち寄りください。

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(富山県 / 獣医)
アレス動物医療センター 院長

地域に密着したワンランク上のホームドクターを

アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、夜間救急診療、年中無休など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。

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