ウェブ解析で出てくる改善ポイント - アクセス解析・効果測定 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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ウェブ解析で出てくる改善ポイント

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  1. 法人・ビジネス
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ウェブアナリストの視点

環の小坂です。

ウェブ解析の重要ポイント

ウェブ解析を行うと、リスティング広告等の流入施策や
サイトの中身の改善につながるということは言うまでもありません。

但し、「事業の成果」につなげることと、「行動を起こす」という
観点に立つと、それらより重要な課題(解決すれば効果が出る)が浮かび上がってくることがあります。

それは
・ビジネスモデル
・組織体制です。

ビジネスモデルの改善

ビジネスモデルがユーザのニーズへの対応やネット上での商売のあり方に
そぐわなくなってきているというケースは多々ありますし、
ウェブ解析によってリアルなビジネスの課題が出てくることもあります。

そこから「ビジネスモデル」の変更により成果を出せることが見えてきます。

ウェブ解析を行う場合は「ビジネスモデルを変えるインパクトを持つ」ことも念頭に行ってください。

組織体制の改善

次に組織体制です。
これは二通りあると思います。

一つは役割分担です。

ウェブは様々な人が見ますし、発信量も多いです。
従来のような営業・マーケティング・人事・IR・製品開発などの縦割りの組織では
対応できません。
それらが「部署の利益」ではなく「会社全体の利益」を常に考えて、
協調し合うことが重要です。
また、ウェブから色々な課題が出てくることがありますが、
それらは実際の現場の人でないと原因や対策が分からないことがあります。
ですから、ウェブ解析は出来るだけ広い範囲の人が関わることが大切で、
それにより効果が大きくなります。

二つ目は権限です。

ウェブ解析はそれだけではな何の意味もありません。
何らかの行動を起こして初めて成果につながりますし、
仮説の検証や課題解決・新たな問題発見につながります。

ですから、ウェブ解析を行う際は権限を十分に関係者に与えることも大切です。
管理的なチェックは最小限にし、マーケットの視点を最大限にするためにも
権限は必要です。
(人はミスを恐れ、挑戦を避ける傾向がありますが、
 ウェブにおいてはミスは歓迎、挑戦しない人は排除ぐらいの気持ちが必要です。)
事なかれ主義を脱し、社内論理ではなく、マーケット論理で動くためにも
また、スピーディーに仮説検証を行うためにもウェブ解析関係者には
十分な権限を与えてください。

ビジネスモデル改善と組織体制の見直し、ここに踏み込めるかどうかが
ウェブサイトの成果やウェブ解析の効果増大につながります。

ウェブ解析士のご案内

このような話を含めウェブ解析士の講義を行います。
初級ウェブ解析士http://www.web-mining.jp/pri/
上級ウェブ解析士http://www.web-mining.jp/semminer/

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