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日経記事"電気自動車,省エネ 電力損失新部品で軽減"に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

12月21日付の日経新聞に、 『電気自動車、さらに省エネ 電力損失を新部品で軽減 走行距離1割長く 官民で18年実用化へ 』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。


『経済産業省はトヨタ自動車、三菱電機、新日本製鉄などと共同で、省エネ効果が一段と高い電気自動車(EV)の開発に乗り出す。電力の損失が少ない「次世代パワー半導体」を載せ、現在と同じ充電量で1割長く走れるようにする。2014年をめどに試作車を完成させ、18年の実用化を目指す。他国に先駆けて環境対応車の技術を高めることで、自動車産業の競争力強化につなげる。

新日鉄やデンソーが次世代パワー半導体の基板材料を開発。東芝、富士電機ホールディングス、三菱電機などが同半導体を使ったインバーターを作り、トヨタ、日産自動車、ホンダなどが自動車に載せる。価格は現在市販されているEV(中級車で300万~400万円台)と同程度にするが、普及が進めば安くなる見込みだ。

次世代パワー半導体には電力の制御に優れた炭化ケイ素(シリコンカーバイド)という素材を使う。EVのインバーターに採用すると電力の損失が3分の1に抑えられ、省エネにつながり、走行距離も延びるという。

高熱や高電圧に強いのも特徴だ。インバーターの冷却には水を使った大がかりな装置が必要だが、風を使った小さな装置でも可能になり、車両の軽量化につながる。

同半導体は車のほかエアコンなどの家電、産業用モーターなどに用途が見込める。広く普及すれば20年に国内の年間総排出量の0.2%に当たる約230万トンの二酸化炭素(CO2)を削減できるとの試算もある。将来は鉄道や送電線などへも広げていきたいという。

炭化ケイ素などの材料が高価なこともあり、企業が単独で開発するのはリスクが大きいため、政府が研究開発を支援する。経産省は11年度予算の概算要求で、同半導体の開発に35.7億円を計上したほか、先の臨時国会で成立した10年度補正予算にも26億円を盛り込んだ。

基板材料で80%のシェアを持つ米国でも、武器や艦船などに搭載した場合の効果を見込んで、国防総省が開発を支援してきたという。

経産省は今年4月、次世代自動車に関する戦略を発表。その中で、20年までにEVやハイブリッド車の占める割合を新車販売全体の最大50%(10年は10%強の見込み)に引き上げる目標を掲げた。そのためには次世代パワー半導体の開発・実用化が欠かせないとみている。』


現在、電気自動車(EV)への関心は高まってきています。
充電後の走行距離や、寒冷地や高温多湿地域などでの実用性を疑問視する声もありますが、最終顧客の電気自動車への関心度は非常に高まってきており、販売価格が現在のガソリン車と同じレベルになれば一気に普及する可能性があります。

ホンダは、12月21日に埼玉県と共同で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、電動バイク、電動カート(車いす)などを使った実証実験を始める、と発表しました。

トヨタ、日産、ホンダは、EV開発を本格的に行っており、上記記事は政府がその後押しをする施策を実行する動きについて書いています。

自動車産業はすそ野が広く、この産業の盛衰が国の経済や中小を含む関連企業の事業に大きな影響を与えるます。
特に、EVは車だけでなく、スマートグリッドと呼ばれる送電システム、電子機器や家庭のオール電化などの分野にも技術開発効果が波及します。

EVの競争力は、主要部品であるバッテリー、モーター、インバーター、充電コネクタなどの性能により決まます。

これらの電気部品は国内企業が得意な分野であり、その開発競争力にさらに磨きをかければ、日本はEV市場で大きな競争力を持つことが出来ます。
今回の記事は、新規インバーターの開発により、EVの走行距離を伸ばそうとすることです。

当然、米国、欧州、中国、韓国などの他地域でも開発は活発に行われますので、熾烈な競争が行われます。
競争は、技術革新を生みますので、大いに歓迎すべきことです。

政府は、自国産業力の維持強化について更に支援していくことを期待します。
かって、国内の多くの技術者が家電メーカーなどからリストラされた後、台湾、韓国、中国企業に雇われ、多くの技術ノウハウが流出したと聞いています。

EVではその轍を踏まないよう、官民一体となって産業の競争力を高めて世界を席巻する事業に育てる必要があります。
間違いなく国内企業は潜在力を持っています。

EV産業の成長により、技術力の持った中小企業にも活躍できる機会が増えます。
攻めの姿勢でEV事業を切り開いていくことが重要です。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

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